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『自閉症の僕が跳びはねる理由』 東田直樹【著】 角川文庫 2016.11

2017.10.20

この本は、人との会話が困難で、自分の衝動を抑えることができない重度の自閉症者の東田直樹さんが13歳の時に執筆したものです。
彼は、キーボードを駆使することにより、言葉を表現することを獲得しました。
自身の自閉症について、「自分がつらいのは我慢できます。しかし自分がいることで周りを不幸にしていることには耐えられないのです」、「僕が飛び跳ねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです。」と語っています。
当時13歳の東田さんの高い表現力に、彼が重度の自閉症者だと知り驚かれると思います。
自閉症者を持つ親や家族の方たちが体験されたエッセイや自伝的な本は多くありますが、この本は自閉症者自身の心のうち、何を考え感じているのかを知ることができる貴重な資料だと言えます。
自閉症の方と同じ空間にいて、“どうして大声を出しているのか、突拍子もない動きをするのか”、と理解できず、少なからず偏見をもってしまう。そういったことの理由を知ることで、偏見を減らすきっかけになるのではないかと思います。(M)

自閉症の僕が跳びはねる理由.jpg

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