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「都と京(みやこ)」 (291.62/SaJu 2階京都コーナー)

2007.05.18

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著者の酒井順子さんといえば「負け犬の遠吠え」でおなじみの方。丁寧な語り口でいながら、するどく観察された内容が心地よい彼女の今回のテーマは、ここ京都。京都に住む人も、そうでない人も「なるほど」とか「えーそうなん?」と思いながら楽しめるのでは?「山は無いのが当たり前、という意識の私には、渋滞している四条通の向こうに東山が見える、といった風景は、最初のうちは不思議に感じられたのでした」なんて一文は、“山はあるのが当たり前”の京都人の私には逆に新鮮でした。

他にも「なぜ人は京都で殺されるか 二時間ドラマ考」や、「冷泉家とヒルズ族」など項目だけでも面白そうです。特筆すべきは、この本の参考文献に本学の日本語日本文学科で発行された「京都と文学」が載っていることでしょう。酒井さんも読んでおられたとはビックリです|(゜o゜)|  (P)

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