京都光華女子大学 看護福祉リハビリテーション学部※ 福祉リハビリテーション学科 社会福祉専攻 ニュース 南山城学園の職員お二人が、“子育てと仕事の両立”をテーマにお話しくださいました。

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南山城学園の職員お二人が、“子育てと仕事の両立”をテーマにお話しくださいました。

1回生の授業「女性と社会福祉」では、10月29日(木)にゲストスピーカーをお迎えし、“子育てと仕事の両立”をテーマにお話を伺いました。
 
ゲストは、ガイドヘルパー講座などでもお世話になっている南山城学園にご所属のお二人。
いずれも、子育てと仕事を両立しつつ、仕事のキャリアも積み重ねておられる女性です。
 
お一人は、現場で介護職を長らく勤められ、いまは副施設長をされているOさん。
お二人のお子さんのお母さんです。
もうお一人は、法人本部で事務職を務められるSさん。
三人のお子さんのお母さんです。
お二人とも、南山城学園で産休育休の制度を利用し、復職後はお子さんを保育所に預けて、働いてこられたそうです。
お話の中で印象的だったのは、こうした制度が使いやすい環境・職場の風土があるという点でした。
幼い間は、昨日は元気いっぱいでも今日になって急に熱が出るなど、突然子どもについていなければならないことも多々出てきます。
その時は、予定していた仕事を休まなくてはならなくなります。
そんな時でも、「こういう時はお互い様、遠慮しないで休んでいいよ」という気持ちが職員間に根付いているとのことです。
Sさんの子どもさんのお一人に病気があるとわかったときには、同僚の皆さんから千羽鶴が送られたり、
あたたかなお声かけがあったそうです。
同僚の優しい気持ちが心に届き、「仕事は辞められない」と改めて思われたそうです。
 
現代社会での女性のライフサイクルを考える時、子育てと仕事との両立に壁が立ちはだかるときもあります。
その壁を打破するには、制度を運用するための職場の風土が極めて重要であることをお二人の経験談から学びました。
 
その他にも、働くママとして、そして福祉専門職の先輩として、学生に響くたくさんのエピソードや座右の銘を教えてくださり、とても中身の濃い、気づき・学びの多い時間になりました。
 
お忙しい中、本学学生のためにどうもありがとうございました!