Koka's Heart

加藤親子

母から娘へ

SWIPEしてご覧ください。

image

母から娘へ

五条通を往来するたび「このレンガ造りの校舎がお母さんの通った学校よ」と幼い娘に話していた。そして進学先を決める際、学校見学に訪れた娘は和やかな雰囲気と美しい建物に惹かれ、中学・高校・大学と10年間、お世話になることになった。

私が過ごした学び舎で、娘が学び成長していく。「今日は噴水前の食堂でお昼ごはんを食べたよ」と大学での出来事を聞くと、お世話になった先生のこと、今も親交の続く友達との楽しかった日々がよみがえる。私が充実した学生生活を送った京都光華なら、娘もきっと素晴らしい時間を過ごせるだろうと安心することができた。子どもが大きくなると親同士のつながりが少なくなると聞くが、京都光華では娘たちを通して親同士も仲良く、共に娘たちの成長を少し離れたところから見守った。そして、娘は家族のような思いを持って育ててくださった教職員の方と友達に見守られ、社会に送り出していただいた。

素晴らしいご縁に恵まれ、現在、娘は京都光華の職員として勤務させていただいている。学生、保護者、卒業生の方の思いをしっかり受け止め、京都光華の大切なものや思いを伝えられる人であってほしいと願う。私たちを育んでくださった大学がこれからも輝き続けていくために。

卒業生 加藤親子
卒業生加藤親子

加藤 祐子(母)
光華高等学校を経て、光華女子大学 文学部英米文学科を卒業。在学時は、英語教員を目指し、教育実習に力を入れた。1975年に卒業し、現在は自宅でお琴と日舞を教えている。
加藤 愛美子(娘)
京都光華高等学校を経て、2006年に京都光華女子大学人間関係学部人間関係学科を卒業。大手メーカーに4年務めたのち、現在は学校法人光華女子学園の学園運営部 秘書室勤務。 ※ 大学・学科名は入学時のものです