授業紹介

「相談援助演習Ⅴ」(4回生配当)

Crossroad(クロスロード)に挑戦しました」

 

相談援助演習の授業でCrossroad(以下、クロスロードとする)に挑戦してみました。

ちなみにこの授業は社会福祉士を目指している学生が4年生で履修している科目です。

 まず、クロスロードとは何か?ご存知のかたもおられると思いますが、これは、災害が起きた時に迫られるさまざまな対応について考え、そして選択していく「分かれ道」を描いたゲームです。内容は1995年の阪神淡路大震災の際に、神戸市職員らが実際に迫られた難しい決断をもとに作成されています。

 災害はいつ起こるかわかりません。そして、災害が起こったとき、私たちはどこで何をしているかによって、担うべき役割が決まっていきます。

 たとえば、学校であれば教員は学生の安全確保に動くでしょう。でも、旅行先の宿泊所にいれば、客として宿泊所のスタッフの誘導にしたがって避難する側にもなるわけです。

 そして4年生は来年、福祉機関に就職すれば、職員として利用者の安全確保に動いたり、災害ボランティアの調整を担うこともあるでしょう。また場合によってはその職場が地域住民の避難所になることも考えられます。

 そのようなことも踏まえ、今回、クロスロードに挑戦してみることにしました。実際にやってみると本当に難しい選択ばかりで、「選べない!」という学生の声も聞こえてきましたが、それでもみんな真剣に考え、意見を出し合っていました。

 阪神淡路大震災の体験はその後様々な形で活かされています。しかし、当時は何もかも手さぐりでした。

余談になりますが、学生たちが災害時の対応について話し合っているのを聞きながら、高速道路の倒壊と復興工事による慢性的な渋滞、先週は通れた道が工事で通行止めになり、その場で迂回路を探しながら、神戸市内を片道2時間かけて利用者の送迎を行ったことを思い出しました。