学生ブログ
2015.06.02梅小路公園は新しい発見がいっぱいでした! ライフデザイン学科2年 C.N
5月30日(土)、「世界のテーマパーク論」の学外見学で、梅小路公園に行きました。4月からの授業で学んだ「テーマ性のある公園」を実際に見学するという目的でしたが、京都駅の近くにこんなに広々とした公園があることを全く知りませんでした。この梅小路公園は、緑あふれる自然いっぱいの公園です。2016年に完成予定の鉄道博物館に隣接し、京都唯一の水族館である京都市水族館と同じ敷地内ですが、今回は公園内だけの見学でした。
事前の授業で公園の歴史やテーマなどは勉強したつもりでしたが、やはり、実際にその場に立ってみなければ分からない発見がたくさんありました。特に今回は、私たちのためにわざわざ時間を合わせて来てくださった5人のガイドボランティアの方と、公園を管理されている京都市都市緑化協会の伊藤さんから説明を受けながらの見学だったので、より詳しく知ることができました。
私たちがまず見学した場所は、「緑の館」。庭園の上部に屋根をかけた空間をイメージして作られた建物で、レストランや展示室があり、何と偶然にもブライダルの授業担当の先生が、夕方から行われるガーデンウェディングのお仕事に来られていて、何人かの学生は準備の様子を見学させてもらうこともできました。
続いて、「朱雀(すざく)の庭」へ。長年にわたって培われてきた京都の作庭技術・技法の枠を結集し、伝統と創生の調和を目指した池泉回遊式庭園です。歩くにつれて景色が変化していくので、いつまでも飽きずに見ていられて、自然を楽しむことができました。
「いのちの森」では、チョウ、トンボ、セミ、小鳥等が公園や周辺の自然と一体となり、生命が生まれ、育つことができるような、自然な環境が作られていました。
「紅葉溪(もみじだに)」は、京都近郊で産出した山石を組んだ中に、杉林や紅葉、水流を配し、洛外の自然の景を都心に再現する構成となっています。滝は自然の滝ではなく、人工的に作られた滝だそうです。
他にも魅力ある場所がたくさんありました。普段自然に触れ合うことはあまりないので、今回の授業をきっかけに自然と触れ合うことができてよかったです。緑に囲まれた自然の中での空気は最高においしかったです!
公園内を見学中にクワの実がなっていて、ガイドボランティアの方が「甘酸っぱくておいしいから、今回だけ特別に食べてみてもいいよ」と言われ、みんなでクワの実を初めて食べました。甘酸っぱくてラズベリーのような味でした!真っ赤な色になっている実の方が甘くておいしかったです!
ガイドボランティアの皆様、伊藤様、本当にありがとうございました。説明をしていただくことで、より深く知ることができ、たくさんのことを学べました。また機会があれば梅小路公園に行ってみたいと思います。
先生のコメント
梅小路公園「朱雀の庭・いのちの森」にお越しいただきありがとうございました。見学時に、目立たぬように庭師が管理作業を行っておりましたが、ガイドボランティアの方々の解説で、細やかな手入れ作業によって、庭園の緑が美しく保たれているということを知っていただく機会にもなったかと思います。
ガイド活動では、庭園や森そのものの魅力を感じていただく、またこれまで気づかなかったことに気付く視点をお持ち帰りいただくことを目標に活動しています。来園されたことで、まちなかの緑や庭園にさらに関心を持つ機会となったのであれば幸いです。
「朱雀の庭・いのちの森」では、小学生対象の自然観察会や和の花展示会など、様々なイベントも行っていますので、ぜひ見学にお越しください。