京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 京都光華女子短大ルポ ~母校を利用した学校ウェディングの提案 ~コロナ禍における新時代の結婚式とは?~ ライフデザイン学科1年 Y.Y

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京都光華女子短大ルポ ~母校を利用した学校ウェディングの提案 ~コロナ禍における新時代の結婚式とは?~ ライフデザイン学科1年 Y.Y

京都光華女子短大ではLDC(ライフデザインコンピテンシー)育成のためにリテラシー教育にも力を入れています。

今回はブライダル分野の講義での履修学生による「新時代の結婚式」レポートです。アフターコロナだからこそ楽しめる挙式スタイル「学校ウェディング」の提案をご覧ください。

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新型コロナウイルスが流行したことで感染予防を交えた新しい新世代の結婚式スタイルが生まれた。アフターコロナとは確実な治療法のなかった新型コロナウイルスに対して、対策がある程度確立した時期の事である。そのため消毒や飛沫予防など従来の結婚式ではしていたかったことをしなければならない。従来の結婚式は、ゲストを入れ替えて二回披露宴を行う二部制を採用することもあり、60人程度を招いて披露宴をすることが多かった。しかし、密集を避けるために通常8名掛けテーブルの席数を4名に減らすことや、密接を避けるため平均2時間だった披露宴を短縮せざるを得なくなってきている。今年の結婚トレンド調査によると全体の9割の人がコロナ禍で結婚式を実施することに対して「迷った」と答えている。

本レポートで提案する結婚式は、思い出の地の学校で式を挙げる学校ウェディングである。提案する理由としては、コロナの感染予防のため、招待できる人数が限られていることやアルコールが飲めないこと、間隔をあけないといけないことを逆手に取り遊び心を持たせて結婚式を行えるからだ。結婚トレンド調査によると、今年度の招待客数は、平均で42人ほどである。従来の結婚式では60人ほど呼ぶことができていたが、大幅に人数を減らさないといけない。42人というのは一クラスほどの人数であり、この人数で行うからこそ学生時代を思い出し二人で思い出を共有し振り返ることができる。そこで、新郎新婦の小学校から高校までの学校の思い出を再現し実際に子役の方に演じてもらう。人生の大きな節目である結婚式で、かつて自分が歩んできた人生を振り返ってもらうための演出である。そして、何度も見返すことができるように動画を撮りドラマのように編集して新郎新婦にプレゼントする。また、アルコールを提供することはできないため、ミルメークなど小中学校の給食でよく出た飲み物で乾杯をし、好きだった給食の献立を結婚式風にアレンジして提供するのもよい。学生の時は机を合わせて食事をとるので一つの机の大きさを大きくすれば違和感なく感覚を取ることができ学生時代を思い出すことができる。また、新郎新婦だけでなくゲストも一緒に学生時代を思い出すことができるため楽しんでもらえる。このように新型コロナウイルスによる感染防止の対策を一つの思い出として残すことができる所がこの結婚式のメリットである。挙式スタイルは人前式で行う。キリスト教式や、神前式を希望された時はカトリック系や仏教系の学校を探す。しかし、近くにそのような学校が無い場合や借りられなかった場合は人前式にする。

学校ウェディングは、従来の結婚式とはかなり変わったものになっているがアフターコロナにおける結婚式としては最適なものだといえる。なぜなら、コロナウイルスによる感染対策で沢山のことが制限されているのを感じにくいからだ。今までの思い出を振り返ることができ結婚式を挙げることができてよかったと思ってもらえる式になっている。


【参考文献】

「アフターコロナ」とは?意味や使い方を解説します! | 意味解説 (meaning.jp)

ブライダル総研「結婚トレンド調査2021 (zexy.net)

結婚式とは? 披露宴との違いや、結婚式のスタイル・実施率など【結婚式のキホン】|マイナビウエディングPRESS (mynavi.jp)

新型コロナで結婚式はどうするのがベスト?時期や対策など詳しく! | ニュース (styles.jp)

ブライダル業界は今後どうなる?ブライダル業界の現状と今後を解説 – JobTier (job-tier.com)

結婚式のコロナ対策、こう工夫しました!カップルが取り入れた感染防止対策アイデア (weddingpark.net)

【学校ウェディング】ゲストも大盛り上がり!同窓会感覚のパーティー演出10選! | 22 “twenty-two” (weddingproject.jp)




先生のコメント

「思い出の地の学校で式を挙げる学校ウェディング」というコンセプトに魅了されました。そして、新型コロナウイルスを逆手に取って、「遊び心」を取り入れることに着目したことは、本当に素晴らしい。レポートから、現状を打破して、新郎新婦さん、ゲストの方々に楽しんでいただきたいというY.Y.さんの気持ちを感じることができました。Y.Y.さん、ぜひ京都光華女子短大のキャンパスでの結婚式をプロデュースしてください!!