2014年度 女子大生が考える鹿肉の普及活動(京しかミーツ)

丹波市より入手した鹿肉レシピを参考にして試食会を開催しました

2015年2月26日

今回は京北町の実業家の方を本学にお招きして、私たちの作った鹿肉料理をご試食いただきながら懇親会を開催しました。鹿被害で悩んでおられる地域の方々との会食の様子を、なんと!KBS京都が放映されるとのことで、私たちもドキドキしながら取材を受けました❤
私たちが調理している様子や先生のインタビューから始まり、鹿肉のおいしさや活動について質問されました。調理作業でバタバタしていて、きちんと答えられたか心配~!でも、鹿肉料理のおいしさはアピールできたかな(^^)

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ちょうどお昼時に料理も仕上がり、京北町の方々も来られてあいさつもそこそこ、できあがった鹿肉料理を堪能していただきました♪今日のメニューは、鹿肉のデミグラスシチュー、鹿ラグーパスタ、鹿肉のハーブ焼き、しぐれ煮、そしておなじみしかッチエッグです。初めて作る料理もあったので、上手くできているのかとっても緊張しましたが、皆さんおいしそうに食べてくださいました。こんな料理もできるんだ!鹿肉がこんなにおいしいとは!と、大変気に入ってもらえました。私は鹿ラグーパスタが一番おいしかったかな♪みんなで朝早くから作った甲斐がありました。

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試食も一段落して、改めて私たちの活動紹介をしました。その後、京北町の方々から環境問題や被害のことなどをうかがい、ディスカッションしました。現地の方は鹿を害獣と考えており、被害を少しでも軽減したいと切望されていることがよくわかりました。京北町は森や林が多い緑豊かな地域です。林業にたずさわっている方も多く、鹿に食い荒らされて木が育たないという状況に心を痛めておられるようです。もとは人間がこういう環境を作った結果、鹿密度が増加して環境被害を引き起こす結果となったこともおっしゃっていました。鹿が樹木を食べ木が育たず、土壌流出、川が氾濫するといったことです。最近起こった豪雨による桂川氾濫もあげられます。

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今回のような試食会+懇親会を通して、私たちもとっても勉強になりました。地元の方々も私たちの活動にも共感してくださり、今後も応援していただけるとのことで、うれしいばかりです!京北町の皆さまには、遠くからわざわざお越しいただき、本当にありがとうございました。このような機会を作ってくださった、右京区の方や学まちコラボのスタッフの方に感謝いたします。

今後、さらに鹿肉普及に拍車をかけてアピールしていきたいと京✿しかミーツ一同感じました。これからの活動にご期待ください(#^.^#)

「エコしかクッキング」第二弾を本学で開催しました

2015年1月18日

京✿しかミーツが主催するビッグイベント「エコしかクッキング」第二弾を本学で開催しました!鹿に興味がある方やリピーターの方など合わせて36名の参加者が集まりました。当日は運営から受付、司会、調理補助や各テーブルの担当など私たちで仕切りました。朝から掃除や司会の練習、仕込みやテーブルの準備をして準備万端!エコしかクッキングの始まりで~す(#^.^#)
まずは、いつもおいしい鹿肉を提供してくださる観光農園江和ランド、女猟師の鹿取悦子さんより「美山町での鹿害とそれへの取り組み」について20分ほどレクチャーをしていただきました。芦生の森のビフォーアフターや猟の様子、向こうの山いる鹿を狙っているスコープの写真!など見せていただきました。緑豊かな状態が、だだっ広い土壌に変化している様子や、雪害による鹿の大量死の様子なども衝撃的でした。
捕食動物の絶滅、狩猟人口の減少、地球温暖化などさまざまな要因で鹿密度が増加しています。食料を求め、森の緑を食べつくして起こる土壌の流出、そして農作物の被害も甚大です。しかし、わたしたち人間の営みによって変化していく環境も、鹿にとっては生きづらい環境です。人間と動物が共存できるよう、環境と命に向き合わないといけないと改めて考えさせられました。
セミナーでは、普段の生活では絶対にうかがい知れない映像が満載!うゎぁ~と思わず感嘆の声も出てきました。参加者のみなさんにも鹿問題を考えるきっかけになってほしいと思います。

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そして次はお楽しみ、鹿肉料理研究家の林真理先生による「ヘルシーな鹿ベジランチをご一緒に!」です♪メニューは鹿つみれスープと鹿もも肉のテリヤキバーガーです。鹿肉は京丹波市と美山町から仕入れ、事前に塩麹で処理して食べやすい状態にしました。林先生の丁寧なデモンストレーションに参加者さんも釘づけ!肉の切り方や取り扱い方など解説もあり、熱い質問も飛び交いました。その後、各テーブルに分かれて実習開始!私たちもテーブルごと一人担当者を決めてコミュニケーションをはかりました(^^)

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やはり、講習会は調理が好きな人が多く、どの班も手早くスムーズに味付けして仕上がっていました。小学生のお子さんとお母さんで楽しく料理しておられる姿や、ご友人同士で和気あいあいと取り組まれている様子を見て、私たちも楽しい時間を過ごすことができました。

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メニューの鹿つみれスープはミンチ肉をコネコネと小さく丸めて、鹿の筋と野菜からとったスープストックへ入れてコトコトと煮込みやさしいお味に。鹿バーガーはもも肉に小麦粉をまぶして旨みと水分を残し、パプリカとしめじを加えて照り焼きに。林先生が開発された玄米入りバンズにはさんで召し上がれ~
また、私たち京✿しかミーツが作った「しかッチエッグ」もふるまいました!朝から仕込んでアツアツにできあがったしかッチエッグをおいしそうに食べていただき、私たちも大満足(^v^)

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お料理についての感想には「鹿肉がやわらかくておいしかったです。」「ボリュームがあって食べごたえがありました。」「鹿肉のイメージが変わりました」などよい評価をいただきました。また、セミナーについては「もっと詳しく知りたいので時間を取ってほしい」「実際に写真を見ることができ、わかりやすかった」「おいしい鹿肉料理が広まって、環境問題が軽減できるといいと感じた」などの言葉をいただきました。
鹿肉が好きでもっと知りたいと来てくださった方や、前回からのリピーターの方など京都市外からもたくさんの方が参加してくださいました。本当にありがとうございます。アンケートを参考に、鹿肉普及活動がさらにパワーアップできるようメンバー一同邁進したいと思います!

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本学の学生が主催する右京区まちづくりイベントで講義をしました

2014年12月6日

もぐもぐ講座という、本学の学生が主催する右京区まちづくりイベントで講義をしてきました。20分ほどですが、私たちの活動目的や趣旨、今までどんなことをしてきたかなどなどをお伝えしました。(活動の詳細は今までのブログを見てね!)
これまでたくさんのプレゼンをしてきただけあって、緊張もせず自信をもって発表することができました。参加者は学生が多く、環境問題に対して興味持ってくれ真剣なまなざしで聞いてくれました。
一人ひとりの心に問題意識が生まれ、何かを変えていこうという力が湧いてくるといいなと思っています。より多くの人に感じてもらえるように!

そして、かねてより企画していたエコしかクッキング第二弾が開催される運びとなりました。今回は、いつもおいしい鹿肉を提供してくださる女猟師の鹿取さん(本名です)と、鹿肉料理研究家の林先生をお迎えします!詳しくはこちら

只今募集中です!
鹿肉を食べる機会がない皆さんも、ぜひこの機会に学んで、料理して、楽しい時間を過ごしてください❤京✿しかミーツメンバーの「しかッチエッグ」のふるまいもあります!!!皆さんのご参加をお待ちしています(^v^)

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「学生環境サミット~学生が考える環境問題と未来~」に参加してきました!

2014年11月29日

「学生環境サミット~学生が考える環境問題と未来~」に参加してきました!環境保全活動を推進している京都西ロータリークラブが主催です。サミットは、エコを学び実践する学生団体が9チーム出場しており、京✿しかミーツも「女子大生が考える鹿肉普及活動」としてパネル発表をしてきました♪

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サミット100名を超える人で、学生やロータリークラブの方々が集まり活気ある雰囲気!質疑応答も盛んに行われ、展示していた私たちの活動パネルにも興味を示す方が大勢おられました。勉強会やフィールドワーク、鹿肉料理の試作の数々、お祭りの出店、料理教室の開催の様子にしたパネル。鹿に対する質問もさかんに問い合わせがありました。野生動物の被害が多くなっている昨今、少しでも多くの人が環境問題を真剣に考えてくれるきっかけになればうれしいです。
そして、最後に今回のサミット開催においての評価が行われました。なんと、わたしたち、最優秀パネル賞をいただきましたー(^^)/~

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活動に賛同してくれたことに光栄です!自分たちがしてきたことは間違ってなかったんだ!と自信がつきました。(自信がないわけじゃないです)
これを励みにまたまたがんばります♪♪♪

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フィールドワークに行ってきました

2014年11月19日

10月の台風で延期となったフィールドワークがようやく実現!食べるだけじゃなくて、鹿による環境被害の様子もしっかり勉強しなくっちゃ。学校からバスで約1時間半、山の中をうねうね、峠を越えて若干気持ち悪くなりながら、思い出の栗尾トンネルを抜けて(栗尾トンネルは、昨年度の開通式で京しかミーツパイを出店★)到着しました、かやぶきの里で有名な美山町。鹿活動するうえで欠かせない、おいしい鹿肉を仕入れてくださっている観光農園江和ランドさんへお邪魔しました♪

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まずは、女猟師の鹿取さん(本名です)より解体施設を案内してもらいました。
鹿を解体するためのワイヤーや、ナイフ、金属探知機やスライサー、ミンチの機械などを観察。清潔でひんやりした雰囲気。私たちが調理している鹿肉はここでさばかれるんだ、と少し感慨深くなりました。命をありがとう。

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そして、狩猟の様子や環境被害の写真を見せてもらいました。鹿個体数の増加に伴う芦生の森のbefore afterの変化に一同驚き。豊かな森がこんなにだだっ広くすかすかになっちゃうなんて、心が痛くなりました。

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フィールドワークで行った芦生の森では、鹿のふんがあちこちにころころ。野山を駆け巡り、川を渡り、なかなかのアドベンチャ―でした。えっちらおっちらとフラフラになりながら、木のブランコで遊んだり、木の幹の中に入ったりと楽しい体験も。

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肝心の被害の様子をお伝えすると、森の緑を守っているところは、ネットを張りめぐらせて被害から守っていました。木の実や草、樹皮を食べる鹿だけでなく、クマも立派な木の皮をガシガシとはがしたりするようで、木を守るためにテープを巻いたり、虫の被害を防ぐためビニールでぐるぐる巻きにしていました。今年は木の実が豊作なので、農村地帯への被害も少ないようです。しかし、いったん食べ物が不作になってしまうと、森の住人達がえさを求めてふもとへ降りてくることになります。そうなったとき、私たちは命を脅かされることにもなりかねません。
被害が大きくなる前に私たちができることとは、なんだろう。
私たちが伝えれることはなんだろう。
現地視察をすることで、私たちの心にいろいろな問題意識の火が灯りました。どうにかしたい!という想いを原動力にして、活動意欲を高められた一日でした。
江和ランドの皆さま、鹿取さん、本当にありがとうございました。これからもおいしい鹿肉をよろしくお願いします(^^)/

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そして、1/18エコしかクッキング第2弾を本学にて開催することが決定しました!!!詳細はこれからですが、絶対に有意義なイベントになること間違いなしです。ぜひぜひご参加ください。追って詳細はお知らせします。好期待!(#^.^#)