2014年11月19日
10月の台風で延期となったフィールドワークがようやく実現!食べるだけじゃなくて、鹿による環境被害の様子もしっかり勉強しなくっちゃ。学校からバスで約1時間半、山の中をうねうね、峠を越えて若干気持ち悪くなりながら、思い出の栗尾トンネルを抜けて(栗尾トンネルは、昨年度の開通式で京しかミーツパイを出店★)到着しました、かやぶきの里で有名な美山町。鹿活動するうえで欠かせない、おいしい鹿肉を仕入れてくださっている観光農園江和ランドさんへお邪魔しました♪
まずは、女猟師の鹿取さん(本名です)より解体施設を案内してもらいました。
鹿を解体するためのワイヤーや、ナイフ、金属探知機やスライサー、ミンチの機械などを観察。清潔でひんやりした雰囲気。私たちが調理している鹿肉はここでさばかれるんだ、と少し感慨深くなりました。命をありがとう。
そして、狩猟の様子や環境被害の写真を見せてもらいました。鹿個体数の増加に伴う芦生の森のbefore afterの変化に一同驚き。豊かな森がこんなにだだっ広くすかすかになっちゃうなんて、心が痛くなりました。
フィールドワークで行った芦生の森では、鹿のふんがあちこちにころころ。野山を駆け巡り、川を渡り、なかなかのアドベンチャ―でした。えっちらおっちらとフラフラになりながら、木のブランコで遊んだり、木の幹の中に入ったりと楽しい体験も。
肝心の被害の様子をお伝えすると、森の緑を守っているところは、ネットを張りめぐらせて被害から守っていました。木の実や草、樹皮を食べる鹿だけでなく、クマも立派な木の皮をガシガシとはがしたりするようで、木を守るためにテープを巻いたり、虫の被害を防ぐためビニールでぐるぐる巻きにしていました。今年は木の実が豊作なので、農村地帯への被害も少ないようです。しかし、いったん食べ物が不作になってしまうと、森の住人達がえさを求めてふもとへ降りてくることになります。そうなったとき、私たちは命を脅かされることにもなりかねません。
被害が大きくなる前に私たちができることとは、なんだろう。
私たちが伝えれることはなんだろう。
現地視察をすることで、私たちの心にいろいろな問題意識の火が灯りました。どうにかしたい!という想いを原動力にして、活動意欲を高められた一日でした。
江和ランドの皆さま、鹿取さん、本当にありがとうございました。これからもおいしい鹿肉をよろしくお願いします(^^)/
そして、1/18エコしかクッキング第2弾を本学にて開催することが決定しました!!!詳細はこれからですが、絶対に有意義なイベントになること間違いなしです。ぜひぜひご参加ください。追って詳細はお知らせします。好期待!(#^.^#)