地域の健康に寄り添い、研究・教育の充実を
はかる「光華もの忘れ・フレイルクリニック」
が開院しました

2021年11月、京都光華女子大学のキャンパス内に「光華もの忘れ・フレイルクリニック」が開院しました。

「光華もの忘れ・フレイルクリニック」は、もの忘れ(認知症)やフレイル※1予防のための診療を行うことによって、地域の方の健康増進と地域医療の発展に貢献するだけでなく、得られた知見を大学での研究と教育へ活用することによって、より高い専門性を備えた女性を育成するものです。

  • ※1 フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のこと

理念

  • もの忘れ予防等の支援により、地域の方の健康増進・地域医療の発展に貢献します。
  • 大学の併設施設として、医療・福祉に関する教育・研究を実践します。

取り組み

  • もの忘れ(認知症)予防・フレイル予防の支援、診療、及び研究を行います。
  • 認知症につながる骨粗鬆症や運動機能低下、栄養不足等の予防対策を実践・研究します。
  • 地域包括ケアシステムで活躍できる人材の育成の場とします(大学の実習施設)。※2
  • クリニックの活動を通し、得た知見を研究業績としてまとめ、発表します。
  • ※2 言語聴覚士、看護師等医療・福祉専門職の養成のために活用します。

現代医療の課題に
対応できる人材を育成

少子高齢化や医療技術の先進高度化など、医療に関する課題も速いスピードで変化しています。

「光華もの忘れ・フレイルクリニック」は、京都光華女子大学の言語聴覚士・看護師養成の臨地実習やプレ実習の施設としても活用することによって、現代医療の課題にも対応した専門性の高い人材を育成します。

大学併設施設での実習には以下のような教育的効果が期待されます。

  • 学内に併設されているため、より充実したフィードバックが可能となります。
  • 医師・看護師・言語聴覚士など多職種による連携を、現場での経験を通して学ぶことができます。
  • 社会とリアルタイムでつながる環境の中、現代医療で求められる実践力・応用力をより高いレベルで身につけることができます。

関連リンク

地域の方の健康増進・
地域医療の発展に貢献

地域の方が身近に相談できるかかりつけ医として認知症の予防等を支援することによって、健康増進・地域医療の発展に貢献し、「光華もの忘れ・フレイルクリニック」を拠点に、キャンパス全体で地域の皆さんの認知症予防への取り組みも推進します。

「光華もの忘れ・フレイルクリニック」では、健康創りのエビデンス、発展、実践に向けた研究の成果を、今後、地域で社会実装し、知的財産を社会に発信していきます。