フィールドワークに取り組み、さらなる目標が出来た!

S.A さん言語聴覚専攻 2年生

2019年06月16日更新

Q.あなたが大学生活で力を入れて取り組んでいることを教えてください。

1年生の春休みに参加した「北部フィールドワーク」に取り組んだことを機に、聴覚障害がある方の支援ができるように頑張っています。北部フィールドワークでは、京都府北部の施設に行き、聴覚障害を持った方たちとの交流や、言語聴覚士の方に仕事内容についてのお話を聞かせていただきました。このフィールドワークの目的は、医療機関だけではなく地域で働く言語聴覚士の方々にお話を伺うことや、子どもから高齢の方まで幅広い聴覚障害をお持ちの方と出会い、教育や療育、生活や支援について学ぶことです。

 

Q.その活動に挑戦しようと思ったきっかけ・理由を教えてください。

私は言語聴覚士を目指していますが、元々、聴覚障害について興味を持っているわけではありませんでした。
しかし、私自身、京都府の北部出身ということもあり、「地元の施設ではどういった支援をされているのか」また、「病院とは違う環境で働く言語聴覚士はどういった仕事をされているのか」を知りたいと思い、参加することにしました。

 

Q.その活動で特に印象に残っている出来事やエピソードを教えてください。

難聴の方々との交流が印象に残っています。手話で自己紹介を行ったり、私たち学生が企画したビンゴゲームを行ったりしました。私は手話が全くできないため、交流できるかとても不安でしたが、施設の皆さんがジェスチャーや口の形、表情で言いたいことを読み取ってくださったので、安心して交流を深めることができました。また、ゲームなどを通して、次第に打ち解け、色々な話ができたことが、とても印象に残っています。

 

Q.今後、チャレンジしたいと思っていることや、上記の活動以外に力を入れている活動があれば教えてください。

聾者※の方から話を聞かせていただく機会があったのですが、全て手話だったため、手話の分からない私は内容を理解することができませんでした。表情や口の形で少し理解することはできましたが、この経験をきっかけに聴覚障害支援だけでなく、「手話」についても本格的に学んでみたいと思いました。京都光華女子大学には、「みつばち」という手話サークルがあります。「みつばち」に入って、手話についても勉強していきたいと思います。

※聴力に障害のある方

Q.高校生に向けてメッセージをお願いします。

私の高校時代は、ボランティアやイベントなどに積極的に参加する方ではありませんでした。
しかし、京都光華女子大学では、先生や先輩との距離が近いため、多くの活動を紹介していただき、今は「ボランティア」や「あかね祭実行員会」、「ピア・サポーター」など多くの活動に取り組むことができています。また、これらの活動に参加することで、多くの経験を積むことができ、私の自信にもなっています。皆さんも、大学生になって「これがしたい!」と思えたものがあれば、まず参加してみてほしいと思います!