病院管理栄養士として経験を積み、専門性を高めていきたい
Q.管理栄養士を目指したきっかけと、現在の仕事内容を教えてください。
食べることが好きで、栄養面から健康を支える仕事に魅力を感じて、管理栄養士を志しました。さまざまな病態の栄養管理に携わりたいと思い、急性期の病院に就職。現在は、患者食の食材調整やアレルギー対象患者の禁食チェックなどの給食管理業務、患者さんへの栄養指導・食事相談や嚥下外来、他職種とのカンファレンスなどの栄養管理業務全般を担当しています。
Q.どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
患者さんの栄養状態に合わせて食事調整を行ったことで摂取量の改善が見られたり、栄養指導を行った際に気持ちが前向きになり食習慣の改善が見られると、患者さんの健康や幸せに貢献できたとうれしく感じます。いずれは栄養サポートチーム(NST)や、がん病態栄養専門管理栄養士を目指せるよう、もっと勉強して経験を積んでいきたいです。
Q.大学での学びはどのように生かされていますか?
印象に残っているのは、病院管理栄養士について学ぶ「臨地実習」の授業。栄養指導に対して消極的な方やこだわりの強い方もおられて、患者さんの反応も千差万別であることなど、リアルな現場の声が学びにつながりました。また、患者さんの状態改善に向けて最善の方法を考えるには、多職種との情報共有が重要であることも深く理解できました。