鹿肉料理の普及、高知県の地域活性化など体験を通じた学びで成長。
S.M さん短大大学部 ライフデザイン学科 2年生
2014年06月26日更新
京都光華に入学して、教室で授業を受けるだけでなく、体験型の学習や課外活動など、体験を通じても多くのことを学べると実感しています。
その一つが、「女子大生が考える鹿肉普及活動」、その名も「京・しかミーツ」です。京都市右京区では、野生の鹿による農業や林業への被害が問題になっています。そうした鹿被害の現状を学ぶとともに、鹿被害対策の一環として鹿肉の利用や普及を進めようというのが、「京・しかミーツ」の活動です。2014年3月には、一般の人に鹿肉のおいしさを知ってもらおうと、「エコしかクッキング(鹿肉料理講習会)」を開催しました。当日は、私たち学生が主体となって、受付から司会進行、調理実習の仕込み、試食用の調理までを担当。深刻化するシカ被害についてのミニ講義のあと、鹿肉を使った調理実習を実施し、「鹿肉のあっさりポン酢生姜焼き」、「鹿肉のソテー・甘酸っぱいベリーソース添え」、「鹿肉とカシューナッツの炒め物」を作りました。参加者の方々から「おいしくてクセになりそう」など好評の声をいただいたのが嬉しかったです。「京・しかミーツ」の活動は、右京区のまちづくり支援制度に採択され、右京区役所で活動を報告しました。
また学生提案型授業で、高知県嶺北地域の活性化にも取り組みました。2014年3月、高知県嶺北の土佐町へ赴き、体験ツアーに参加。地元のお母さん方の手料理でもてなされた2日間、セラピーロードの見学やセレクトショップを作る予定の古民家の視察、地元の方や岡山大学の学生も交えてディスカッションを行いました。この成果を「社会人基礎力育成グランプリ2014」で発表。近畿地区予選会で優秀賞に選出されて出場した全国大会で、準大賞を受賞しました。
こうした活動に参加して良かったのは、たくさんの「大人」と関わる機会を得られたこと。同世代の学生とは違う考えや経験を持った人と接する中で、人との関わり方を学ぶとともに、目の前のことにとらわれず、一歩下がって現状を捉え、考えられるようになりました。これからもさまざまな活動に積極的に参加し、今以上に成長したいと思っています。