何事にも挑戦!をモットーに、管理栄養士としてキャリアアップしていきます
K.M さん健康栄養学科 管理栄養士専攻 2013年卒
2016年06月02日更新
現在、管理栄養士として給食センターで働いている彼女が、4年に一度開催される、全国すし商連合会主催「第10回全国すし技術コンクール大会」の「関西寿司競技」にて、女性初の金賞を受賞されたと聞き、学生時代から現在に至るまでの活動についていろいろとお話を伺いました。
Q.大学時代に学んでいたことを教えてください。
A.私は健康栄養学科 管理栄養士専攻に在籍していたので、主に「食」や「栄養」について学び、ボストンでの栄養士研修にも参加しました。正課外の活動では、他大学の学生とともに「京都食育キャラバン隊」として「食育」について学んだり、株式会社日本アクセスと連携し、お弁当の新商品企画の提案、学Boooの「HACK」に所属して京野菜を栽培するなど、積極的に「食」に関する課外活動に取り組みました。
Q.「関西寿司競技」に参加された経緯を教えてください。
A.現在は学校給食センターで検収や調理、味見など主に管理栄養士としての業務を行っています。就業時間が早いため、業務終了後に家の近くのお寿司屋さんで5年間アルバイトをしており、そこでお寿司に関する技術を学んだことが、今回の「第10回全国すし技術コンクール大会」に挑戦するきっかけとなりました。
この大会は4年に一度開催され、今年は全国より選り抜きの91名が参加。私が出場した「関西寿司競技」部門は22人の挑戦者が寿司の技術を競い合いました。なんと女性としてこの競技に挑戦したのは史上初ということでした。
この競技は、制限時間30分以内に材料の切りつけ仕込みをしてバラン切り、箱寿司3種類仕上げ(小鯛・ケラ・穴子)に、バッテラ、巻きずし、葉蘭切りを仕上げなければなりません。時間までに間に合わないと失格、手を切っても失格という厳しい条件の中、見事、金賞を獲得!これまでの努力が報われ本当に嬉しかったです!
Q.現在の職業に就きたいと思ったのはいつ頃からですか。その理由も教えてください。
A.もともと料理を作ること、食べることが大好きで、将来は「食」に携わる仕事がしたいと考えていました。小学校から管理栄養士として”学校給食のおばちゃん”になることが夢であり、本学の管理栄養士専攻での学びや実習を通して、その思いはよりいっそう高まりました。
Q.今の仕事のやりがいを教えてください。
A.普段は給食センターで調理しているため、小学校の子どもたちと顔を合わす機会は少ないのですが、年に1回、給食センターで作った給食を、小学校の教室で子どもたちと一緒に食べる機会があります。子どもたちが「今日の給食とってもおいしかったよ!ありがとう」と満面の笑顔で話しかけてくれた時は非常にやりがいを感じますし、この仕事を選んでよかった、と心から思いました。
Q.今後の目標を教えてください。
A.実は転職先が決まっていて、つぎは産婦人科の管理栄養士としてキャリアアップしたいと思っています。食事は人の生涯に欠かすことのできないものです。管理栄養士の立場から栄養指導を行い、妊娠・出産を食生活改善のきっかけにしてもらえるようにサポートしていきたいと思います。家族の中で、母親が健康になるということは、一緒に食事をする子どもや夫の健康にもつながります。食べ物で病気を予防し、不調を改善していくことができます。つぎは、家族の健康に「食」を通して貢献していきたいと思います。
Q.京都光華で学んで良かったと思うことを教えてください。
A.留学や正課外活動などさまざまなことに挑戦できるチャンスがあふれていたことです!特に株式会社日本アクセスと連携してお弁当の新商品企画提案を行った際に食品卸しの会社にも栄養士が携わっていることを知る機会となり、就職先を決めるきっかけとなりました。
Q.高校生・受験生へ向けてメッセージをお願いします。
A.「ダメでもともと、とりあえず挑戦を!」
私は努力すれば必ず結果に結びつくと思っています。学生の間に何事にもがむしゃらに挑戦し、たくさん経験を積み、自分らしい人生を築きあげてほしいと思います。