学長メッセージ

学長挨拶

おもいやりの心・寄り添える心

本学は、仏教精神(智慧と慈悲)に基づいて、円満なる人格を涵養し有為な女性を社会に送りだしたいと願っております。それでは、具体的にはどんな女性がその願いにかなっているのでしょうか。
種々な資格、技術・技能を有することも大事です。それにとどまることなく、おもいやりの心、寄り添える心をもった人材です。いずれも、「他者」(動植物をも含む)に対する配慮の心です。私たちは、とかく、自分のため(自利)になることには粉骨砕身努力しますが、他人のため(利他)になることには残念ながらなかなか心が及ばないのが現実です。

しかし、私たちは、自分一人では存在できないのです。他者とのつながり、関係性の中にしか生きてゆけないのです。世間で言われるように私たちは自立しているのではなく、他なるすべてのものによって「生かしていただいている」存在でしかないのです。

「生かされている私」に気付くと、私を生かそう生かそうと働いていてくれるすべてのものに対して、感謝の気持ちが湧いてきます。感謝の気持ちは、おもてなしの心に発展します。また、もったいない、有難いという心を呼び覚まし、すべての「他者」に対して謙虚にならざるを得ません。

2020年のオリンピック、パラリンピックに向けて日本は動き出していますが、メダルの獲得にしのぎを削るだけで潤いの心に欠ける国、社会になってはなりません。本学は、おもいやりの心、寄り添える心を持つ人材を育成し、世界に貢献したく思います。

京都光華女子大学 京都光華女子大学短期大学部 学長  一郷 正道
京都光華女子大学
京都光華女子大学短期大学部
学長 一郷 正道