【保育内容・総合表現Ⅰ】
本科目では「造形表現」と「身体表現活動」を取り上げ,それぞれの領域における専門的知識と技能を習得し,それらをもとに領域を連携させた活動に取り組んでいます。
1月24日(火)光華幼稚園の3才児さんを招いて「まねっこあそび」の実践を発表しました。
【学生の感想①】
私たちが作成した動物を見て,感じたりイメージしたりしたことを楽しそうに体で表現してくれる3才児さんの姿に感動しました。動物になりきって体を動かす様子には,こども達の個性が表れると感じました。見て感じたことを身体表現することはこども達の感受性を豊かにすると思いました。こども達の反応がとても良く,これまで準備や練習をしてきて良かったと感じました。
【学生の感想②】
私たちのグループは,ボールを使って物質の性状を表現する活動を考えました。
「大きいボール,小さいボール,転がる,跳ねる,はずむ,」というボールの特性を見てこども達は楽しそうに身体表現をしてくれました。例えば,「跳ねる」というイメージ一つを取り上げても様々な感じ方があり,自由な表現の様子からなるほどと感じさせられる場面がたくさんありました。こども達の反応から多くのことを学ぶことができました。
【学生の感想③】
「くじゃくの友達になるよ!一緒にまねっこしてみて!」
どのような導入の工夫をすればこども達が興味をもってくれるのか,グループのメンバーで話し合いました。リハーサルでは不安なことばかりでしたが,こども達は自分の手や腕をくじゃくの羽に見立ててきれいな羽が広がる様子を表現してくれていました。準備をする段階で,音楽と身体表現との関係はイメージしやすかったのですが,造形表現と身体表現の関係はなかなかイメージすることができませんでした。しかし,実際に活動を通してこども達の反応や様子を見ていると造形作品を見てイメージしたことを体で表現することは豊かなイメージ力をこども達に育成し,またそのイメージ力は造形活動に活かされるのではないかと思いました。今回の活動から,様々な表現活動のつながりや関係の重要性を学ぶことができたように感じました。活動と活動の関係を意識した保育ができるようになりたいと思いました。