こんにちは。今回は、滋賀県立水口高校で実施した出前授業のご紹介です。
体育コース1年生のアスリート用に考えたメニューで調理実習を実施してきました。
水口高校の運動部は、全国レベルで活躍する部活動も多いため、日々、鍛錬を積んでおられます。その日々の鍛錬を生かすには、基本となる身体づくりも重要ですね!調理実習で実施したメニューをご紹介します。
メニュー
- 主食:白ごはん
- 主なエネルギー供給源!スタミナには欠かせない!
- 主菜:豚の生姜焼き 付け合わせ:千切りキャベツ、ブロッコリー、トマト
- 豚肉のビタミンB₁で、エネルギー代謝を促進!
- 生姜焼きの玉ねぎに含まれる硫化アリルがビタミンB₁の効果を持続させる!
- ブロッコリーは野菜だけど、たんぱく質が豊富!
- 副菜:ほうれん草ときのこの和え物
- ほうれん草で、貧血予防に欠かせない鉄分供給!
- 植物性の食品に含まれる鉄は、動物性の食品と一緒で吸収率アップ!
- 汁:豆腐とわかめのみそ汁
- 果物(デザート):バナナヨーグルト
- 骨の主成分となるカルシウムをヨーグルトや乳製品で供給!
各食材に含まれる「栄養素の働き」、「食材・栄養素の組み合わせ」の他、トレーニングで消耗するエネルギーを補うのに必要な食事量を、実際に食べ、体験することで理解が深まっていてくれていたら嬉しいです。
このメニューは、「男子高校生、球技系種目における1日約3,500 kcal」を想定し、「1食あたりで約1,200 kcal」となるように調整しました。
ただし、体格、性別、そして競技種目等で目安となる栄養価は異なりますので、「主食のごはん」や「主菜の豚のしょうが焼き(たんぱく質が多く含まれるもの)」で個々に調整をしてもらうようにしてもらいました。
今回の取組は、健康スポーツ栄養専攻の「河嶋ゼミ生」と管理栄養士専攻の「小島ゼミ生」で、高校生アスリートを栄養学の観点から支援していきたいと思い実施しました。今後もこのような取り組みを続け、こちらでご紹介していきますので、次回もお楽しみに♪