健康栄養学科の「管理栄養士専攻生」は栄養分野を中心に学修をしていて、健康・運動指導に関する学修は「健康スポーツ栄養専攻生」だけかというとそうではありません。
管理栄養士専攻生の中にも国家試験合格を目標に栄養分野について学びながら、その専門性を世の中の人々の生活習慣病予防や健康な身体づくりに貢献をする「健康運動実践指導者」の資格取得を目指す学生もいるのです。
それらの学生は中学・高校生の頃に自身がスポーツをしていたので運動は得意なのですが、現在「健康スポーツ指導Ⅳ」という授業で、他者に運動を指導する大切さや難しさを改めて感じながら正しい運動指導ができるよう学んでいます。
例えば誰もが今まで経験をしたことがあるはずの「ラジオ体操」。今まであまりそれぞれの正しい動作やその動きにどのような効果があるのかあまり理解をしないまま行っていた人も多いはず。でも、今回この授業でラジオ体操の正しい動作を一つ一つ確認して、ラジオ体操には特に女性にとってうれしい効果(二の腕や下半身の引き締め、脂肪燃焼効果、美肌効果など)があること、そして正しい動作は見ていて格好良いことなどを再認識してから学生達のラジオ体操が変わりました!
そしてその動きを対象者に指導するための対面指導の練習をして体得していきました。ただ、この正しいラジオ体操の動作練習をすることで、なんと筋肉痛になる学生が続出・・・。やはりラジオ体操は奥が深そうです。
この授業では今後ラジオ体操に続いて、体の柔軟性を高めるストレッチング、筋力を高めるレジスタンストレーニングなどの指導法について学び、栄養面・運動面を通じた健康指導をできる学生を育成していきます。