2024.11.12 授業紹介

健康プロジェクトⅡ(災害時の食支援)の授業紹介♡

健康栄養学科の齊藤です。
本日は、健康プロジェクトⅡの授業について紹介いたします。

 健康プロジェクトⅡでは、今年度より災害時の食・栄養支援をテーマとし、長年行政栄養士として勤務され大規模災害における栄養・食支援業務に従事経験のある大原先生を非常勤講師とする実践的授業が展開されております。

 先日の授業では、給食施設における災害時の食・栄養対策を知ることを目的に、特別養護老人ホーム天神の杜で勤務されている管理栄養士の平田由美先生を特別講師としてお招きし、「高齢者施設における災害時の食・栄養対策」について、ご講義いただきました。

 講義では、高齢者施設での管理栄養士業務の他、福祉避難所とは何か、高齢者施設の食糧の備蓄状況、非常時の備蓄食品を用いた献立例などについてお話しいただきました。これから管理栄養士にかかる臨地実習に向かう学生にとっても、給食施設の災害時の対策等についてイメージできる貴重な機会となりました。

 その後、備蓄食品についての理解を深めることを目的に、長期保存に対応した様々な備蓄食品の試食を行いました。
アルファ化米や缶詰ごはん、長期保存用野菜ジュース、やわらかご飯、ふればムースになる食品など、たくさんの備蓄食品に触れ、学生も興味津々です。

 アルファ化米を水で戻した場合、お湯で戻した場合、多めのお湯でおかゆ風に戻した場合、野菜ジュースで戻した場合とそれぞれの食品を食べ比べ、温かい食べ物のありがたみを改めて実感していました。備蓄食品を食べ終えた後、「美味しかった」、「乾パンが好き」、「喉が渇いた」、「ヨーグルトなど酸味のあるものが食べたい」などの感想があがりました。各自おススメの備蓄食品も見つけられ、「今度買いに行ってみる」との声も聞こえ、多くの気づきが得られる機会となりました。
次は、パッククッキングの調理実習で、こちらも楽しみですね♪

乞うご期待。

備蓄食品の説明を熱心に聞いています♪
天神の杜 管理栄養士 平田先生のご講演
備蓄食品の試食その①
備蓄食品の試食その②~アルファ化米に野菜ジュースを入れて~
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