管理栄養士専攻の齊藤です。
健康栄養学科の正課科目「健康プロジェクトⅡ」を履修する管理栄養士専攻2年生が、高齢者向けの災害時の食の準備についてリーフレットを制作しました。2月13日(木)、右京区中央老人福祉センターで開催された京都市老人クラブ連合会にて、制作したリーフレットの普及啓発のため発表を行いました。
「健康プロジェクトⅡ」は、災害時の食と栄養をテーマとした科目で、行政栄養士の取り組みや、日本栄養士会の災害支援チーム(JDA-DAT)、給食施設における栄養・食支援活動について学びます。その中で、学生たちは、高齢者は一般の方々よりも食事の噛みやすさ、飲み込みやすさ等配慮が必要であり、避難所では十分な食事を摂ることが出来ないこと、体力や抵抗力の低下によって災害関連死に至るケースがあることを学びました。そこで、高齢者の災害関連死を防ぐため、食料備蓄の重要性を広めることを目的にリーフレットを制作しました。
リーフレットには、乾燥野菜や缶詰、麺類など家庭で備蓄しやすい食品を用いた簡単なレシピや、備蓄しておくとよい食品の種類、ローリングストックの方法など、高齢者が知っておくべき情報がまとめられています。
発表では、多くの人の前で話すのが初めての学生も多く、緊張した様子を見せながらも、落ち着いてしっかり伝えることができました。発表後には、「どのような缶詰を備蓄すればよいか」といった質問が寄せられ、学生がおすすめの缶詰を紹介するなど、意見交換が行われました。学生たちはこの経験を通じて大きく成長しました。
今回、このような機会をいただきました右京区老人クラブ連合会の会長をはじめ、皆様の温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。