2024.06.10

人間健康学群で学ぶSDGs⑮

目標15「陸の豊かさも守ろう」

人間健康学群の学びは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の実現にも強く関連しています。本ブログでは、以下の目標15「陸の豊かさも守ろう」との関連についてご紹介です。

概説
持続可能な開発目標(SDGs)の目標15は「陸の豊かさも守ろう」です。森林、湿地、草原などの生態系の保全と持続可能な利用を通じて、生物多様性の保護と土地劣化の防止を目指します。森林伐採や生物の違法取引などの問題に対処し、持続可能な農業と林業を推進します。

人間健康との関連
森林や自然の豊かさは精神的健康に寄与し、自然療法やレクリエーションの場としても重要です。また、森林や湿地は水質の浄化や防災機能を果たし、災害リスクを軽減します。生物多様性の保全は、医薬品や食品の源泉としての重要性もあります。また、持続可能な農業の推進は栄養価の高い食品の供給を促進し、飢餓や栄養不良のリスクを軽減します。

人間健康学群での関連授業科目
授業科目:「地域と環境」

授業テーマ:環境破壊に至った経緯と、現在の状況を正しく理解し、持続可能な社会の在り方を提案できる。
授業の概要:自然界と人類の営みの矛盾から生じた環境問題を学ぶために、この授業ではまず、世界に衝撃を与えた事例(温暖化、砂漠化、生物多様性の崩壊など)を写真や映像等を使いながら提示します。次に、このような環境問題が起こった歴史的経緯を学ぶと同時に、このままの状況が続くことによる未来の環境影響を考察します。さらに、地域、特に国土全域がホットスポットに指定されている日本の環境問題(森林崩壊、ごみ問題、固有種の絶滅など)に焦点を当て、その環境の歴史と現状を理解します。環境問題を「わがこと」として捉え、未来の自分と私たちの子孫のために、地球環境に対して正しい行動をとるための基本となる知識と考え方を習得することを目的とします。

文責 酒井浩二

SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」
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