私は人間健康学群、キャリア形成学科の両学科に所属しています。キャリア形成学科で3年次必修科目「プロジェクト実践」があります。私はこの科目で、10年ほど前から本学と連携して取り組みさせて頂いています株式会社山田製油様と連携して、ゴマプードルを使った商品企画と大学祭販売をテーマに取り組んでいます(link1、link2)。
山田製油様は、食品ロス削減に取り組みされています。その一環として、「エキストラバージンごま油」と、搾った後の油粕を原料にした「ゴマプードル」を開発され、販売されています。山田製油様のサイトで詳細が紹介されています。
「エキストラバージンごま油」は白胡麻を焙煎せずに搾った油で、ごま油特有の風味ではなくナッツのような風味がします。スッキリとした透明感のある油なので、和食やイタリアン、お菓子作りにまで大活躍です。
エキストラバージンごま油を搾った後の油粕をもとに、製菓・製パン材料として使えるように開発されたのが「ゴマプードル」です。ふわふわとしたパウダー状の胡麻で、「アーモンドプードル」と同じように調理できます。山田製油様のサイトでゴマプードルを使ったレシピも紹介され、また山田製油様のサイトでゴマプードルを使ったお菓子も販売されています。
ゴマプードルの高い栄養効果や調理メニューについて、山田製油のサイトを参照頂けますと幸いです。葉酸、食物繊維、マグネシウム、カルシウムが豊富で、毎日スプーン1杯の摂取や、離乳食、子どものおやつ、デザートに混ぜるなど、いろいろな調理が可能です。
食品ロス削減につながり、かつ栄養効果も高いゴマプードルを使った試作品を、学生チームのみなさんが創意工夫、試行錯誤して検討しています。試作品を検討しつつ、商品ロス削減や栄養効果についても学びを深めています。
こうした企業様との連携プロジェクトは、人間健康学群でも授業科目としてあります。多様な連携組織との取組を通じて、社会的活動や組織運営への理解や経験値を高めて頂ければと考えています。
文責:酒井浩二