目標6「安全な水とトイレを世界中に」
人間健康学群の学びは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の実現にも強く関連しています。本ブログでは、以下の目標6「安全な水とトイレを世界中に」との関連についてご紹介です。
概説
持続可能な開発目標(SDGs)の目標6は「安全な水とトイレを世界中に」です。2030年までにすべての人が安全な飲料水と適切な衛生施設にアクセスできるようにすることを目指しています。具体的なターゲットには、安全な水の普及、衛生施設の整備、水資源の持続可能な管理、汚水処理の改善などが含まれます。
人間健康との関連
安全な水と衛生は健康の基本です。清潔な水の供給と適切な衛生環境は、水を媒介とする病気の予防に不可欠です。下痢やコレラなどの感染症の発生率が低下し、全体的な公衆衛生が向上します。また、適切な衛生施設は女性や子供の健康と安全を守り、社会全体の生活の質を向上させます。
人間健康学群での関連授業科目
授業科目:「公衆衛生学」
授業テーマ:社会医学の仕組みを理解します
授業の概要:個人水準で健康を扱う臨床医学に対して、公衆衛生学は社会水準で健康を取り扱うので社会医学とも呼ばれます。その範囲は多岐にわたり、健康に影響をおよぼす様々なリスクを同定し、予防活動に結びつける学問です。本講義では「社会に役立つ公衆衛生」を基本として、公衆衛生学の理論、衛生行政、予防、健康、老人・成人保健、生活習慣病や難病疾患、産業衛生、母子保健、衛生統計などについて学習します。さらに、世界における日本の現状および動向について理解し、日本における公衆衛生のあり方について考えます。
文責 酒井浩二