先日の「対人スキル・コーチング演習」の授業では、「質問について考える」をテーマにグループワークを行いました。昨今、“質問力”はコミュニケーション力の中でも重要なものとして注目されています。「良い質問」というのは相手や状況によって変わってくると思いますので、ひとつではないはずです。
授業ではもちろん、心理学で言われている質問に関する知識やスキルについてもお伝えするのですが、今回のメインは、受講生の皆さんの経験を元に「良い質問」や「良い質問をするために具体的にできること」を考えることでした。
授業の振り返りでは、「良い質問」についての気づきや考察の他、
「自分ひとりでは思いつかないようなアイデアを知ることができる」
「言われてみれば納得するが、なかなか自分では思いつかない意見が聞ける」
といったように、グループのメンバーからの学びが大きいというコメントがみられました。
真摯に取り組んでいるからこそのコメントですね。
お互いに自分の意見を伝え合うことで視野を広げ、考えを深めている受講生の皆さんの様子を見ていると、授業の主役は他でもなく皆さん自身なのだということを、改めて感じます。
後期の授業も残り少なくなってきましたが、受講生同士でコミュニケーションを取りながら学び合える貴重な機会を十分に活かし、楽しく有意義な授業にしていきましょう!