後期の授業も終了に近づいたある日、1年生の基礎ゼミ(心理学基礎演習Ⅱ)にて、「私の学んだ心理学」と題したグループワークを行いました。
1年生の間は基礎教養科目の授業が多いのですが、それでも心理学全体を概観する「心理学概論」に始まり、臨床心理学・社会心理学・発達心理学の入門的な科目や心理学研究法を学ぶ科目を受講し、新たなことを多く学んだと思います。
そこで、まずは個人で、思い出せる限りの心理学の概念、理論、や研究者の名前などを付箋に書き出し、次に模造紙を用いてグループで整理・分類を行いました。
グループワークでは、
「あ~、確かに習ったわ!」「それやったら、○○もあるんちゃう?」などの声が聞こえてきました。
自分だけでは思い出せなかったことが思い出せたり、他の人からの刺激で新たなアイデアが思いつくのは、グループワークの良い点ですね。
また、このKJ法は複数の授業で何度か行っているので、整理・分類にも工夫が見られました。
特に今回の場合、「自己開示(※)は臨床心理学とも社会心理学とも関係がある」といったように、ある概念がどこかひとつの研究分野に分類されるのではなく、複数の分野と関連があることにも気づくことができました。
(※自己開示:自分のことを他者に、率直に、言葉で伝えること)
今回は2グループに分かれて行いましたが、いずれのグループも熱心に取り組むことができました。
これからもこの調子で、講義やゼミを通じて、心理学の学びを深めていきましょう!