どことなく蝉のなき声も納まりだした今日この頃。
今夏も京都光華女子大学心理学科のオープンキャンパスにご来校頂きありがとうございました。みなさんの学校選びの一助となれば幸いでございます。
さて今回もオープンキャンパスのスタッフからミニ講義のリポートが届きました。よろしければ少々お付き合いください。
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本日のオープンキャンパスの午前中のミニ講義では心理学科教授の竹西正典先生に講義をしていただきました。
ストーキングが犯罪とされたのはここ最近で、日本では2000年に法制化されました。ミューレンら(1999)のストーカータイプについてご説明いただきました。
拒絶型は、依存心・自尊心が高い人物像です。このような人物は告白して振られることでプライドが傷つき、はじめは優しくよりを戻そうとしてきますが無理だとわかると攻撃行動に出ます。
増悪型は、日本では法的にストーカーに該当しません。何かとイラつきやすく、些細なことでもきっかけになり付け狙う、社会的カテゴリーをターゲットにするなどします。また物を壊すなど人間に対して直接的な被害はなく犯人はこれらの行動を隠れて起こすことが多いです。
無資格型は、心を病んでいて、恋愛妄想によって、私とあの人の出会いは運命であり赤い糸で繋がれていると妄想しているので、拒絶を示しても相手の良い様に解釈されこちらの意思があまり伝わりません。
親密追求型は、自己中心的であり相手には自分と付き合う義務があると考えています。
捕食型は別の犯罪のターゲット探しとして、ターゲットとなった人の暮らしなど生活を観察します。
このように、ストーカーという括りだけでも犯人のタイプが複数あることをご講義いただきました。
心理学科2回生 S (2019年8月27日)