先日の3年生のプレイセラピー・カウンセリング演習Ⅰ・Ⅱは、前半プレイセラピー班の最終日でした。
ロールプレイでは順番にカウンセラー役と子ども役を、緊張しながら各々が演じます。その後のディスカッションでは、演じる緊張もとけてホッとした表情です。観察者もともに、ロールプレイから感じたことを発言し、皆で真剣にふりかえります。この日の演じた感想は、「頭が真っ白になってた」「思ったようには甘えられなかった」「箱庭を始めてみたら、演じているのを忘れ没頭した」「カウンセラー役では時間が短く感じた」ということでした。
観察者からは「木をあそこに置いたのはどうして?」「2人とも途中から、すごく自然に動けていた」など、たくさん質問や意見が出て、ロールプレイをした2人とも、自分では全く考えてなかったように、観察者チームに見えていたことに、意外な発見があったようでした。
いつものように、最後は私がこの子どもの見立てと、今回のカウンセラーとクライエントの距離のとり方を、理論と結びつけた解釈例を示して終わりました。
でもやはり最終日は、みんな慣れ親しんだプレイルームを去りがたいようです。そこで余った時間をつかい、プレイルーム備品の「人生ゲーム」で盛り上がり、授業も無事にタイムアップとなりました。
後半プレイセラピー班でも、実りあるロールプレイとなるように取り組みます!
(文責 石谷みつる)