「教育臨床心理学」の特別授業が6月30日に行われました。
特別講師として京都教育大学教育臨床心理実践センターの岩瀬佳代子先生をお招きし、ご講義頂きました。
冒頭は「感情の意味」について事例を交え「不安」「悲しみ」「怒り」等の感情の持つメッセージについてご解説頂きました。
自分の感情が動いたとき、この感情はどの様なメッセージを送ってくれているのかを知り、把握する事が大切であり、怒りについても「怒り」の奥底にある「自分は困っている」ということを教えてくれる為の感情であると理解すると少しラクになれるとご説明下さいました。
更に、クライエントが受け入れられない事柄が様々な気持ちで現れてきた際、カウンセラーが受容する事で「安全」や「安心」を確保させ、クライエントが自分の感情を受け入れていける環境を作る大切さについてもご解説下さいました。
また、怒りを感じた際のリラックス法や感情のコントロール方法についてご教授下さり、実際に体験してみる事で分かりやすく「怒りとうまくつき合う」方法について学ぶ事が出来ました。
みなさんも感情に振り回されてしまいそうな時、まずは深呼吸してみてください。
少し落ち着く事で、自分の感情が持つメッセージを考える余裕が生まれてくるかもしれません。