5/21(火)、「児童家庭福祉」の授業に、
「そらいろプロジェクト京都」のA理事長にお越しいただき、
試行錯誤しながら自ら開発されてきた“スマイルカット”について
お話を伺いました。
Aさんの本業は理美容師で、
京都市内で美容院を経営されています。
発達障害の子どもと理美容と通じた出会いがきっかけで、
その特性に配慮したヘアカットの切り方を探求してこられました。
発達障害の子どもの中には、
感覚過敏や多動など、理美容室で切るのが難しい子どももいます。
一方で、ハサミが当たると危ないのではないか? どう接していいかわからないので…と、
カットを断る理美容室もあるそうです。
それをつなぐアプローチが“スマイルカット”という訳です。
これまで赤松さんがカットした子どもは数多く、
少しの工夫でカットでき、
かわいい、かっこいい髪形を楽しむことができるというお話は
目から鱗でした。
そして、福祉関係者、理美容関係者双方に知らない人たちが
多いことは課題と感じました。
カットしたい子どもたち、保護者、そして理美容師も笑顔になれるスマイルカットを
全国に広げたいと努力されるAさんの勇気に、
多くの学生も力をもらったようでした。
「あきらめることなく動くことは、
いつか叶うかもしれないと勇気さえもらいました」。
これは、ある学生の言葉です。
子どもや保護者の声に真摯に向き合い、
実践を生み出してこられた姿勢も、とても響くものでした。
福祉分野でも、地域のニーズに耳を傾け、
諦める応えていけるよう頑張りたいなと思わせていただきました。
Aさん、どうもありがとうございました!!
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