2014.10.14

「TAKATSUKI COLLECTION~精神障がい啓発ファッションショー~」を開催しました

9月18日、高槻市立生涯学習センターにおいて、本学学生が精神障がい啓発ファッションショー「TAKATSUKI COLLECTION」に参加しました。

この企画は、「おしゃれをする機会が少なくなってしまった精神障がいの方に、ショーへの出演を通して、おしゃれを楽しみ自信をつけていただくことで、社会参加に繋げていただく」を主旨としております。本学キャリア形成学科の1年生~4年生までの現カリキュラムのファッションと社会福祉を志す学生を中心に、全学科の学生ボランティアが参加し、本学と社会福祉法人明星会との共催により開催したもので、好評をいただいた昨年度に続いて2回目となりました。
開会に際して一郷学長が「本学の教育は仏教精神に基づく“おもいやりの心”を大切にしており、他者の喜びを自らの喜びとして感じ合えるこのような機会を学生たちに与えていただけたことをありがたく思います。」とご挨拶いたしました。
ショーでは、キャリア形成学科4年生の学生代表が総合プロデューサーと司会進行を担当、学生30名がモデルとして授業で制作したドレスを着用して参加しました。また、学生8名は、会場整備などのスタッフとして全学科から参加し、精神障がい施設利用者のモデル40名の方々を舞台裏・舞台上でしっかりサポートし、華やかなフッションショーの展開に貢献しました。
会場は、立ち見のお客様の列が幾重にもできるほどの大盛況で、リハーサル時から満席になったお客様を前に学生たちも緊張した様子でしたが、本番では堂々としたウォーキングや楽しいトークショーを披露しました。
また、利用者の方もリハーサルでは緊張されていましたが、本番ではお名前を呼んで声を掛けられる応援の方々に向かって笑顔で手を振ったり、伸び々々とパフォーマンスをされるなど、とても明るく素晴らしいショーとなりました。
利用者の方へのインタビューでも「お友だちにつくっていただいたドレスを着られて嬉しい。感謝しています。」「とても楽しく幸せな気分です。」など、心から楽しんでいただけた様子がうかがえました。
会場には昨年出場された方が大勢お越しになられ、また昨年に続いて出場された方もおられ、利用者の方のモデルが10名から今回40名に増えたのも、このファッションショーが
皆さまにとって大切な社会参加の場になっていることが伺えます。
学生たちは、「皆さんと一緒にこんなショーができたことが、とにかく嬉しい!」「いろいろなことが勉強になりました!!」「去年お友達になった方と再会できてよかった」と、達成感ともに、多くの感動をいただいたようでした。
このような機会により、社会に精神障がいへの理解と受容を啓発するお手伝いができたことをありがたく思い、今後もさまざまな取り組みを通して、学生たちの積極的な社会貢献を一層支援して参ります。