2016.08.02

本学キャリア形成学部 乾准教授が京都府立鳥羽高等学校の教職員研修会で講演しました

平成28年7月22日(金)、文部科学省からSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定(平成27年度)を受けた京都府立鳥羽高等学校の教職員研修において、本学キャリア形成学部キャリア形成学科 乾 明紀 准教授が講師として講演を行ないました。

「課題研究の成果を効果的に表現するには」とのテーマで、グループワークやクリッカーを織り交ぜながら、鳥羽高校29人の先生方に対して、90分間にわたる講演が行なわれました。

まず、「研究とは」というテーマからスタートし、生徒が研究に取り組むためには、研究の「意義」や「型」を示すと取り組みやすい、さらに、生徒に「当事者意識」を持たせるためには、まず当事者意識があるとする場合の「行動の定義付け」及び研究に取り組むための「環境設定」が必要となるなどの解説がありました。

先生方同士のグループワークでは、「当事者意識があるとは、生徒がどのような行動をしているときか?」「教員がどのような環境を設定すると当事者意識があるように生徒は行動するか?」「生徒(チーム)に対して、どのようなテーマを与えたら、おもしろい研究ができると思うか?」という質問を投げかけ、実際に考えていただき話し合っていただきました。

最後には、チームで研究をするためには、「チームビルディング」が必要で、そのためにはプロジェクトマネジメントや意思決定の手法を用いることも大切であるとの説明でしめくくられました。

研修に参加した先生方からは、「当事者意識を持たせる方法や協働チームを機能させる方法など、今後の授業に使えそうなヒントがたくさんもらえました(先生のお話からもグループ内のメンバーからも)」、「いくつかのワークを通して自分の中でおぼろげながら考えていたことが具体的な形(生徒への授業への活かしかたなど)として表れてきたのが良かったと思います」などの感想をいただきました。