京都光華女子大学 キャリア形成学部 キャリア形成学科 キャリア形成学科の学び ソーシャル・マネジネント領域(公共社会学系)への進路を目指した学び

キャリア形成学科の学び

ソーシャル・マネジネント領域(公共社会学系)への進路を目指した学び

「地域に貢献したい」、「社会に貢献したい」と考える若者が増えています。人口減少社会の到来、超少子高齢化やグローバル化の進展、貧富や世代間の格差の表れなどによって起きる様々な問題を「何とかしたい」と思う若者が増えているのです。また、このような若者の変化に期待して、地域や社会を良くしたい人々が若者の力を求めています。とりわけ、女性の知性と感性と行動力は、世代を超えてすべての人々の社会的な絆の再生に欠かせません。

ソーシャル・マネジメント領域の学びは、地域や社会に貢献したい若者に必要な知識ときっかけを提供します。具体的には、社会や地域の問題に関すること、まちづくりに関すること、公共政策や地方自治に関すること、企業の社会貢献に関することなどが学べます。また、「社会や地域に貢献したいけど、具体的にどうしてよいかわからない」という声にも対応できるように、女性の視点を最大限に生かした社会貢献の事例を紹介したり、地域課題の解決方法を体験したりしながら、わかりやすく具体的に伝えていきたいと考えています。

このような学びの先にある主な進路には、地方公務員、社会的企業(ソーシャル・ビジネスとして注目が高まっています)、学校、福祉関連企業、NPOの他、社会問題への関心が高まっている消費者(顧客)とのコミュニケーションを重視する一般企業があります。 また、卒業後は地元で就職したり、地元の地域活動(例えばお祭りや子ども会など)に参加したりすることで地域に貢献したいと思う進路志向のひとにも役立つ学びになっています。 さらに、自らの生活の中で発見した現代社会の問題を解決するために、NPOや社会的企業を設立した女性(社会起業家)の活躍が注目されていますが、将来的にはそのようなキャリア形成も可能でしょう。

ソーシャル・マネジメント領域の学びは、持続可能な社会を築いていくために、今後ますます重要となります。社会的ニーズの非常に高いこの領域の学びにぜひ触れてください!

(キャリア形成学科 乾明紀)