最近、突然のゲリラ豪雨や数年に一度といわれる大型台風が頻繁に発生するようになりました。この被害を最小限に抑えてくれているのが森林であり、「緑のダム」とも呼ばれています。また、生物多様性の保全機能などもあり、私たちは、この森林から自然の恵を知らず知らずのうちに受けています。
今回、科目「応用ゼミⅠ(3回生ゼミ)」で環境・エネルギー学を専門的に学ぶ学生が、京都府南丹市芦生にあるブナ原生林の研究調査に出かけました。
普段は歩きやすいアスファルトの上を歩きますが、今回は道なき道を突き進んでいきました。途中、小川にヤマメやイワナの稚魚が泳いでいるのを発見し、モリアオガエルやアカハライモリにも遭遇することができました。また、ブナの他にも自然林特有のコナラやミズナラ、ホウノキなどの広葉樹も確認することができました。
また、昨年の台風被害でたくさんの木が倒れてしましたが、そのほとんどはスギやヒノキ等の人工林(根が浅いために倒れやすい)であることも分かりました。
自然林が我々人間の生活にとって如何に重要な役割を担っているのかをリアルに体験することができました。