2019.08.09 学生の活動

SDGsをゲームで楽しく学ぶ(講義の紹介)

この日のソーシャルマネジメント原論では、「SDGsをゲームで楽しく学ぶ」機会が設けられました。講義で何度も耳にした SDGs 。カードゲームを通してさらに理解を深めました。
「2030SDGs」というゲームで、2030年のわたしたちの世界がどうなっているのかシュミレーションするゲームです。はじめに世界Aと世界Bに分かれ、各世界でさらにグループに分かれます。みんなで目標を作って時間いっぱいまで(2030年が来るまで)活動をしていく、というものです。
手元のカードにある「ゴール」を目指して時間とお金を費やし、事業を達成、ゴールを目指します。ただし、大切なのは世界の状況メーターです。各世界にホワイトボードがあり、ここに世界の状況が示されます。自分のゴールばかり見ていると環境が悪くなったり、同じ事業ばかり進めると経済だけがよくなって社会がおいてけぼりになったり……。何を見て、自分がどう動くかがカギのようです。果たしてどのような世界になるのでしょうか…。

ゲーム開始から少し経つと、事業を進めるために必要な時間やお金や石は、自分たちの力では集まらなくなります。どうする…?交渉です!時間はあるけどお金がない、この色の石が欲しいなど、各チームが抱える思いを上手く聞いて、交換したり、協力したり、本当の世界宛らのやり取りが目立つようになります。

ふと顔を上げホワイトボードを見てびっくり!!経済しかよくなってない‼ 環境が…‼ 世界状況に目を向けてから交渉の仕方を変える姿も見られました。自分の行動が、世界状況に影響している!?グループごとの競争ではなく、最後は声を掛け合って、他グループが必要としているものを確認し協力ている姿が印象的でした。体験を通して、以前より理解できたこともあったのではないでしょうか。こういうことかと自分の納得につながっていれば嬉しく思います。

さいごに、このゲームを体験したからこそ大切なこととは何か、持続可能な社会に向けて出来ることは何か、個人で考えをまとめました。世界Aと世界Bの世界状況に再度目を向けながら、感想を述べあう姿もありました。貴重な経験でしたね。ありがとうございました。

手元のカードを確認!
カードは数種類。上手く使っていきます
他グループに声を掛けてみます
事業達成!世界の状況への影響はいかに
世界の状況が変わっていきます
世界の状況も鑑み、進める事業を吟味します
世界Aと世界Bの2030年の世界の状況はどうなったのでしょうか…
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