科目「多文化共生社会」では公益財団法人京都市国際交流協会が実施している事業を中心にして、京都地域における外国籍住民の現状と取組みを紹介し多文化共生社会の現状認識を深めています。今回は多文化共生社会の担い手について考えました。地域でのボランティア活動を通すことで、多文化共生社会の理解を深めることが出来ます。
はじめに、1995年がボランティア元年といわれる所以についてお話しいただきました。阪神淡路大震災が起こった年です。阪神淡路大震災を体験された外国人の方の体験をまとめた映像資料などから被害状況や復興に向けての動きを学ぶ中で、人と人との支え合いがどれほど重要であったかを感じたのではないでしょうか。自分は多文化共生社会の担い手だろうか、担い手には何が必要なのだろうか。問いかけに静かに考える様子でした。学生は後日、実際にボランティア活動をすることでこの問いについて考えていきます。