オンライン授業がはじまり2週目となりました。時間割も決まった頃です。科目を紹介しております、8回目はキャリア形成学科朝比奈先生がご担当される全学科対象科目「日本文化の理解」です。日本文化の柱である茶道、華道、書道はもちろん、衣装、化粧、和食などについても学び、日本文化への理解を深めます。
昨年度の十二単と直衣装束実演の様子をご紹介します。この日は外部講師をお招きして、日本の伝統行事と十二単をはじめとする伝統衣装についてご講演いただきました。さらに、本学所蔵の十二単と直衣を用いての着装実演もしていただきました。モデルは本学学生が務めました。十二単を実際に見たことはほとんどなく、着付けの様子を見る機会は大変貴重なものでした。学生は、美しい色の着物が重ねられる様子を息が止まったように静かに見入っていました。丁寧に1枚ずつ重ねられていく着物…色が大変美しかったですね。
丁寧に着た十二単、一体どのくらい時間をかけて脱ぐのかというと、ものの数秒でするり!形崩れず残ったその着物の状態を「空蝉」と呼ぶと聞き、物語のワンシーンを思った学生さんもいた様子。学生の日本文化の理解に大いにつながる大変貴重な時間でした。