対面授業最後のこの日は、キャリア形成学科客員教授の和田先生に「愛されるキャリアを作る秘訣」と題しましてご講演いただきました。
教室で対面で受講する学生、とZoomでリアルタイムに受講する学生、後で録画を視聴する学生がいました。ご著書も多数の先生が執筆された図書を数冊学生さんに見てもらいました。どんなお話だろうとワクワクしてきますね。
何が起こるかわからない人生、「その時自分の思うような形じゃなかったり、理想通りのものがおってこなかったとしても、とにかくがむしゃらにやってみると良い結果につながることはたくさんある」というお話からはじまりましたが、今まさにそうだ!と感じた学生も多いのでは……でも、どうすればいいというのか…1時間の講演で教えていただきました。
科目担当の加藤先生は「目からうろこ」と表現されていましたが、この講演でその意味がわかりましたね。講演中、メモを一生懸命とる学生の姿がありました。本の頁を熱心にめくる姿も見受けられました。
なかでも印象的だったのは「陽転思考」ではないでしょうか。思考の癖、検索窓……学生は真剣に聞き入っている様子でした。事実はひとつ、考え方はふたつ、思考の癖を変えていこう。教室では、実際に考えてみましたね。
「財布落としてよかった」
「なんで?」
「なんで……??」
……問いかけられると、何かいいことを検索することが出来るというご説明。自分でも「よかった」ことを考えられたのでは。変えられない事実、今の状態を受け止めて、いいこと探しをしてみる、ということは、自分でもやってみることが出来そうですね。
他にも、「笑顔5秒キープ」「緊急ではないが重要なこと」「体験してみる、自分の意見で十分」「わくわくすることに没頭する」「目元の筋肉と作り笑顔」「チャンスの神様は前髪しかない」
など、すべて営業職から生まれた考え方だとおっしゃっていました。ぼやっと生きていられないのです…。
この科目では通して6名の卒業生の方にご講演いただきました。学生という立場の今、卒業されて三年、十年、二十年と経験された先輩のお話から追体験出来たのではないでしょうか。社会に出て働くとは、キャリアとは、社会情勢の影響とは……。自分はどのように生きていきたいのだろう……。多くのことを考えるきっかけとなったようです。学生はこの後お礼状を書き、講演者様にお渡ししています。自身の考えをまとめ、後期の学びへつなげていきます。
今回は、考えながら過ごすきっかけとなった貴重な時間でしたね。「1個ずつ苗を植えるようにスキルを身につけていく」ことが自分にだって出来るのでは、とパワーをもらえた講演でした。
あと4か月で終わる2020年、何に挑戦しましょうか。ハッピーエンドになるように考えてみたいですね。