化粧心理は、女性が日々必要とする美容をテーマに、主に「メイク(化粧)」分野、また関連分野の「ネイル」「エステ」「カラーコーディネート(色彩学)」より技術および視覚効果、心理作用を研究する科目です。自分自身を研究対象とし、「他人ではない、自分だけの個性を活かした自己表現」を目標としています。
ビューティーバランスに基づく顔型の心理効果と
化粧技術(ファンデーションテクニック、ハイライト、ローライト、カバー)理論
をテーマに講義をされた回にお邪魔しました。
この日は、ファンデーション塗布のデモンストレーションがありました。
講義で学んだ内容の実演を見ることで理解を深めます。
代表の学生ひとりに先生が下地を塗っていきます。
ハイライトはどこに、どのくらい入れていくのか、どの色を選ぶのか
使う道具はどれで、使い方はどうなのか
ポイントを丁寧におさえての説明に、
どの学生も静かに耳を傾け、先生の手元に注目していました。
学生は手元の筆(教材)やスライド資料を参照しています。
印象的だったのは、○○と聞いたから、という一般的な考えから選択するのではなく、
自分の肌の色、使っている化粧品から使用する色を選択するということ。
目鼻立ち、輪郭がスッキリした印象に変わったとうなずく学生も多く、
知識をもとに丁寧にお化粧されることでこんなに印象が違うのかと驚く様子も見えました。
デモンストレーションのあとは、
学生は自分の顔(A4)と向き合って、課題に取り組みました。
実演で見たことを自身の顔に当てはめてみる……ひとりひとりがそれぞれのバランスに基づいて書き入れていきます。
誰の真似をするのでもなく、自分にあったものを探していきます。
まさに、自分の顔を自分でプロデュース。
キーワードになる数字やポイントは先生が繰り返し伝えてくれます。
おでこが大きく見えないように、ここが二分の一かしら…
定規をあてたり、友人に確認したり、板書を確認したりしながら課題に取り組む姿が見えました。
毎日する化粧も、学問の視点から見ると
また違った側面が見えてきますね。
ありがとうございました。
(消毒・マスクの着用など感染症対策を徹底したうえで行われました)