今回の先生紹介は、宮原先生です!
宮原先生は、学外のイベントにも携わっており、ファッションだけではなく、ビジネスの視点も学ぶことができます。
学内だけではなく、学外でも幅広く活躍されている宮原先生にインタビューをしました。
Q.まず自己紹介をお願いします。
- 大学卒業後、アパレルメーカー、伝統染織業、福祉施設、地域のまちづくり団体などで商品企画、デザインに携わってきました。
現代社会の中で、人と人が関わり生まれる、多様な商品のデザインプロセスに着目し研究しています。
京都工芸繊維大学工芸科学研究科博士課程修了、博士(学術)後、2022年より本学キャリア形成学科講師をしています。
Q.宮原先生の専門分野を教えてください。
A.ファッションや、繊維サイクル、デザイン学が専門です。
現在は、ファッション分野をフィールドに、商品企画やデザインなどの、ものづくりに関するプロセスを研究しています。
授業では、私たちのもとに衣服が届くまでの製造工程や技術、その裏側にある社会的課題などを学ぶファッションビジネス等を担当しています。
Q.大学で印象に残っているイベントを教えてください。
A.アップサイクルファッションショー、0color展です。
アップサイクルファッションショーは、役割を果たしたドレス衣裳をリメイクして、もう一度生まれ変わらせるプロジェクトです。
制作、運営、モデルなどを皆で担当しましたが、「表現する」という、普段とは違うゼミ生の一面を見ることができました。
0color展は、今年の2月10日~12日の3日連続で行われたキャリア形成学科初めての作品展です。
1年生〜4年生、卒業生、企業の方、先生方など多くの方が来られました。
学生が思いを込めて作った作品をひとつの空間で鑑賞し、共感できたのは、とても感慨深い時間でした。
Q.宮原先生のゼミでは、どんなことを学びますか?
A.ファッションなど繊維製品の企画から販売、社会実践までの一環を経験し、社会に配慮したものづくりについて学びます。
- 話題を変えて、宮原先生が大切にしている言葉を教えてください。
A.「ピンチはチャンス」です。
ピンチを感じて「詰んだ!」と思った時、(いったん落ち込みますが)悲観せず、これはチャンスではないか?と考えます。
頭のなかの考えをぐるっと回すと、別の方法から、問題にアプローチできることがあります。
周りの人に助けてもらったときは、心から感謝します。
それで、「今度は自分ができることを」と考えます。
ピンチの裏には自分が成長できるチャンスが隠れていると思っています。
Q.最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします。
A.これからの人生で、たくさんの人に出会います。
まず大学では、友人、先生、地域の方、企業の方、アルバイト先の店長などなど・・・
さまざまな出会いのなかで、自分のなかにある好奇心のワクワクセンサーが、点滅することがあります。
わずかな点滅も見逃さずチャレンジできたとき、自分の力で人生を切り拓く力が生まれます。
大学で、一緒にたくさんチャレンジしましょう。
宮原先生、素敵なメッセージをありがとうございました!
ファッションと聞くと、繊維や色彩、制作などのイメージがあるかもしれませんが、キャリア形成学科では、販売や展示なども行っています。
ただ、販売・展示をするのではなく、どんな人に届けたいのか、どんな方法だと興味を持ってもらいやすくなるのかのビジネス的な視点からも学びながら活動しています。
学生も「ファッションだけではなく、ビジネス的な視点も学べる大学は、ここぐらいしかないと思う」と聞きます。
社会に出たときに、ファッションとは一見繋がらないお仕事に就いたとしても、その視点から学んだことは、どこに行ってもどんな場面でも強みになると思います。
また、ビジネスだけではなく、ファストファッションについても学びます。
ただ、自分の想いのままに作ればいいのではなく、環境にも目を向け、使用しなくなった繊維を活用し、色んな形にリメイクにする活動も行っております。
最近ですと、7月のオープンキャンパスでお役目を終えたドレスをリメイクしたブライダルファッションショーが行われました。
ファッションの奥深さを学びたい方は、ぜひキャリア形成学科へ、そして宮原先生の下で学んでみてはいかがでしょうか。