南海トラフ地震の発生する確率が、「今後30年以内70%」ということを聞いたことのある高校生も少ないのではないでしょうか。
この地震により、建物の倒壊によって亡くなる人は、8万人以上。
そして津波は、最大34メートルと言われています。明日起こるのか、10年後に起こるのか、正確にわかる人はいません。
でも、来るべき大災害に対して、備えることは誰にでもできます。
キャリア形成学科専門科目「現代社会とリスク管理」にて、自衛隊京都地方協力本部から講師として自衛隊員の方をお招きし、自衛隊の業務の他、防災に関する実践的な授業を行いました。
実践編では、古雑誌やビニル袋を用いた簡易ギブスの作成の他、衣類や毛布を使った担架の準備など、災害時にすぐに活用できる内容を実演と演習を交えて教えていただきました。
今、私たちにできることを考え、すぐに行動に映す。
当たり前のように思えて、なかなか難しい。
そんな防災に関することを改めて考える貴重な授業でした。