スーパーで野菜売り場に行った際、「無農薬」「有機栽培」と書いてある野菜を見たことはありますか?
つまり、「農薬をできるだけ使わず、自然な状態で作物を育てているので身体にいいですよ~」と、うたっているのでしょうね。
これらの有機農法に貢献しているのが、竹を粉砕して細かいパウダー状にした「竹パウダー」。
昔から、畑に竹パウダーをまくと、「桃の糖度が上がった」「稲が台風でも倒れなかった」など、さまざまな効果が伝えられてきたのですが、近年、なぜ、竹パウダーにこのような効果があるのかが、分かってきました。
今回は、長年、竹パウダーを使った農法を研究されている方をお招きし、その農法と持続可能な農業の在り方について授業を実施しました。
ちなみに、竹は昔、竹かごや竹ぼうきに使われるなど、生活に欠かせない材料でしたが、今ではプラスチック製品に代わり、放置された竹林が無尽蔵に拡大して生態系を破壊しています。
このような竹を伐採した後、燃やさずに(燃やすと温暖化につながるから)使うことが重要とされています。
「持続可能」がキーワードになっている今、今回は、私たちが普段食べるお米と野菜からアプローチする授業となりました。