幼児教育コース3年生は、これまで4回の実習を経験してきました。そして、いよいよ11月末から5回目の実習が始まります。
今回保育園での実習に臨む学生の授業に、浦堂認定こども園の濱崎格園長がお越しくださり『保育実習Ⅱに向けて 気持ちにより添い主体性を育む保育』のテーマで講話を頂きました。「子どもをひとりの人として接する」「ことばを手渡す」「子どもよりも大きな声は出さない」「自己決定を重ねる」「落ち着いた環境で過ごす」ことを求めて、保育内容、保育環境を変容させてきた園の歩みをお聞きしました。
学生の感想を紹介します。
・話を聞いて、今までの保育の当たり前とは違うことが多く驚いた。子どもたちが自由にできる保育とはこのようなものだと思った。
・どの園も子ども観を考え、子どもにとっての第二の家庭となるような工夫があるので、今後の実習で理解できるようになりたい。
・保育者が手助けをすれば子どもは「困っていたら助けてくれる。自分も困っている人がいれば助けてあげよう」と思うかもしれないし、見守っていたら自分で解決する方法を考えるかもしれない。保育者の関わり方で子どもの学びが変化していくことに気づくことができた。
・泣いている子どもを泣きやませるのでなく、どうして泣いているのか、その子に寄り添うことの大切さを知った
保育空間の作り方、おもちゃの選び方や出し方、活動の「静」と「動」についても、具体的な事例から学ばせて頂くことができました。まさに保育の質について考えることができました。子どもたちと共に歩む保育を、豊かに創り出していく保育者になるための実習への後押しをしてもらえたようなひとときとなりました。