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こども教育の学び

フィリピンの小学生との交流

こども教育学科の講義で使用しなくなったボールを、フィリピンの小学生が活動するスポーツクラブへ寄贈しました。

ボールを寄贈したクラブは、首都マニラから約560キロ離れたタクロバン市内の小学校に通う子どもたちが集まるクラブです。タクロバン市は、2013年に甚大な台風の被害を受けました。現在は復興の最中で、小学校はやっと教室の修復が一段落し、これからグラウンドや体育館の復旧にかかるようです。そのため、学校やスポーツクラブで使用する用具は未だ不十分であることから、今回、少しでもボールを使ってもらえればと、子ども用のボールを寄贈しました。

<内田先生より>

4月の終わりにタクロバン市内の学校を訪問し、ボールを寄贈しました。また、中学校の広い体育館でスポーツ教室を開催し、早速みんなでボールを使って運動を楽しみました。日本では捨ててしまう中古のボールも、まだまだ十分使えます。

寄贈するボールには、事前に私のゼミに所属する3年生が、楽しそうにボールで遊んでいる子どもをイメージして、思い思いのメッセージを書き込みました。

活動中、子どもたちはボールに書かれた漢字やイラストに興味津々で、私はたくさんの質問を受けました。この時、こども教育学科の学生とフィリピンの子どもたちが心の交流をしているように感じました。きっとこのボールを大切に使ってくれることでしょう。

寄贈するボールにメッセージを記入

ボールを寄贈したスポーツクラブの子どもたち

スポーツ教室の様子1

スポーツ教室の様子2