ニュース

こども教育の学び

総合表現の活動①

本学科の特色ある授業の一つ、「総合表現Ⅲ」(4年生)の授業を紹介します。活動の様子を4回の連載でお届けする予定です。

子どもが感じたことや思いを表現するやり方は様々です。豊かな感性を持った保育者として子どもたちと表現活動を楽しんだり、子どもの思いを受け止めることができたりするよう、音楽・造形・ことば・身体の各表現領域を連携させた「総合表現」という授業を行っています。

まず「身体の活動」「声・音の活動」「造形の活動」の各領域の表現活動を体験しました。

「身体表現の活動」では、動く身体・しなやかな身体を目指して、歌や音楽、「グルグル」などのオノマトペなどに合わせて様々に体を動かしました。また、ボディーソックスという良く伸びる布の袋を被って、聞こえてくる音に合わせて体を動かしました。 

「声・音の活動」では、最初に折り染めをして、じんわりにじむ色のひろがりを感じ取ることから始めて、手拍子やお手玉を、声を出しながら渡す音のリレー、様々な楽器の音の響きを最後まで聴き切る体験、声や音を相手に渡す、紙コップを用いてリズミカルに回していく、などの活動を行いました。

「造形表現の活動」では「手触りの散歩道」というテーマで作品制作を行いました。手触りという、手・身体の感覚を研ぎ澄ませて材料を選び、画用紙に貼っていきました。さらにできた作品に対して、触り心地を「ふわふわ、さらさら、つるつる~~」のように言葉で表しました。表した言葉を紙に書いて交換し、どれが誰のか当てっこする遊びも行いました。

これらは3つのグループに分かれて、3週の授業で一巡の体験をしました。

各領域活動の最後には、活動したときの心の動きを色や形で模造紙に表現しました。それぞれのグループの個性が現れた作品が出来ていました。

次回はいよいよ3グループ合体しての活動です。どんな内容になるでしょうか?どうぞお楽しみに!

総合表現の活動②は、6月25日(月)の10時に更新します。

ボディーソックスで音を表現

紙コップでくるくるリズミカルに

手触りの散歩道制作中

模造紙に心の動きを表現