京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 第5回子育て交流会を行いました(だい5かいこそだてこうりゅうかいをおこないました)

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第5回子育て交流会を行いました(だい5かいこそだてこうりゅうかいをおこないました)

 2年生の授業に、光華こどもひろばに参加の3組の親子が来てくれました。2組は半年前の第4回子育て交流会に引き続いてのご参加です。前回お母さんに抱っこしてもらっていたFくんは、少し大きくなって歩けるようになりました。2歳上のお兄ちゃんは今大好きな恐竜の名前を披露してくれてご機嫌です。でもお兄ちゃんが途中機嫌を損ねて泣き出すと、Fくんも突然に泣き出しました。兄弟が共鳴したかのような瞬間で、学生は思わず笑い声をあげていました。お母さんは、幼い兄弟、それぞれの心の動きを尊重しながら一生懸命対応されているのだなと感じたときでした。

Cくんのお母さんは、妊婦さんになっていました。胎動のお話に学生はのめり込んで聞いています。第2子が生まれるまでのCくんとの時間を大切にされていることが伝わってきました。 

もう1組は中国から日本に来て子育てをされている親子です。Gちゃんが生まれてから、お姉ちゃんがお母さんに甘えたい気持ちになって大変だったと話されました。家では中国語、外では日本語を使っていると、お話をするようになってきたGちゃんは、中国語と日本語両方を話しているそうです。

お母さん方に、今したいことは何ですか、と質問すると、「夜中一回も起こされないで寝たい」「友達と食事に行っておしゃべりしたい」「自分のために買い物がしたい」としみじみと話されました。子育て真っ最中は美容院にも行けなくて、出産後はじめて美容院に行ったときには「泣いてしまった」とも話されました。貴重な子育て交流会となりました。学生には子育て支援に貢献できる保育者を目指してほしいと願っています。

<ひらがなで>

2ねんせいのじゅぎょうに、こうかこどもひろばにさんかの3くみのおやこがきてくれました。2くみははんとしまえのだい4かいこそだてこうりゅうかいにひきつづいてのごさんかです。ぜんかいおかあさんにだっこしてもらっていたFくんは、すこしおおきくなってあるけるようになりました。2さいうえのおにいちゃんはいまだいずきなきょうりゅうのなまえをひろうしてくれてごきげんです。でもおにいちゃんがとちゅうきげんをそこねてなきだすと、Fくんもとつぜんになきだしました。きょうだいがきょうめいしたかのようなしゅんかんで、がくせいはおもわずわらいごえをあげていました。おかあさんは、おさないきょうだい、それぞれのこころのうごきをそんちょうしながらいっしょうけんめいたいおうされているのだなとかんじたときでした。

Cくんのおかあさんは、にんぷさんになっていました。たいどうのおはなしにがくせいはのめりこんできいています。だい2しがうまれるまでのCくんとのじかんをたいせつにされていることがつたわってきました。 

もう1くみはちゅうごくからにほんにきてこそだてをされているおやこです。Gちゃんがうまれてから、おねえちゃんがおかあさんにあまえたいきもちになってたいへんだったとはなされました。いえではちゅうごくご、そとではにほんごをつかっていると、おはなしをするようになってきたGちゃんは、ちゅうごくごとにほんごりょうほうをはなしているそうです。

おかあさんがたに、いましたいことはなんですか、としつもんすると、「よなかいっかいもおこされないでねたい」「ともだちとしょくじにいっておしゃべりしたい」「じぶんのためにかいものがしたい」としみじみとはなされました。こそだてまっさいちゅうはびよういんにもいけなくて、しゅっさんごはじめてびよういんにいったときには「ないてしまった」ともはなされました。きちょうなこそだてこうりゅうかいとなりました。がくせいにはこそだてしえんにこうけんできるほいくしゃをめざしてほしいとねがっています。