秋も深まってきましたね。こども教育学科1年生と4年生が宗教講座「絵本で育む豊かなこころ」を受講しました。
講師は阪急桂駅近くにある「えほん館」の館長花田睦子先生です。
さまざまな絵本を紹介していただきながら、「絵本は読み手と聞き手で楽しむもの」「人とのつながりが生まれていく」「いろいろな感情を体験し心が動く」「いのちの豊かさ、共に生きることなど人生の真実が描かれているものもある」「年齢ごと、その人ごとにそれぞれの読み取り方がある」など、絵本を介して様々な気づきや育ちがあることをお話ししてくださりました。
『やさいのおなか』の絵本では、シルエットの絵をみながら、「なんのかたち?」と花田先生が呼びかけ、学生たちが「ねぎ!」「パプリカ」と元気よく答えていました。正しさよりもどれだけのものに見えるか、一緒に楽しめるかが大事だという先生のお話に、「正しい答えを当てなくてはという固定概念をひっくり返してもらったと」いう感想を持った学生もいました。
『ぷくちゃんのすてきなパンツ』から「失敗しても大丈夫」というメッセージを受け取った高校生のエピソードや『ねこのピート』に込められた「前を向いて生きる」というメッセージから元気をもらったと書いてくれた学生もいます。
先生の絵本の読み方に安心感を覚え、絵本の世界に入っていくことができた学生もいました。
絵本の持つ力や、それによって動かされる人の心について、肌で感じとったひとときでした。
花田先生、ありがとうございました!