2020.07.28 こども教育の学び

各教科模擬授業の実施―教育実習事前・事後指導の授業から

9月より小学校教育実習が始まります。それに備えて、教育実習事前・事後指導の授業で各教科の模擬授業が行われました。コロナウィルスの対応で一部学生による対面・Zoomでの授業でしたが、どの教科の授業も、学生の教育に対する熱意と真剣な姿勢が感じられる授業でした。

授業教育実習は、教員として必要な免許を取得するために義務付けられている科目であり、実際の教育現場で児童を対象に「先生」を体験するものです。つまり、この期間中は大学を離れ、実習する学校の先生方と同じように毎日通勤し、学校業務の仕事を行います。実習生にとっては、学生生活とは違い、期待と不安がいっぱいであるかと思います。

特に自分で授業を計画・立案し、授業実践をすることが大きな仕事の1つとなります。実際に児童の前で授業を行い、子どもたちの「楽しい!」「分かった!」という充実感を共有した経験は、その後の教員人生への大きな自信となります。また、授業だけでなく学校生活の中で「先生」としての子どもとの関わり方を学びます。

一生に一度しかない子どもたちの学びの機会、成長の機会に関わらせていただくことに責任感をもちながら、自分自身にとっても一生に一度しかない学びの機会を大切にしてほしいと願っています。実習生にとっては、緊張と不安の連続であることでしょう。未来への夢実現に向け、健康に留意し、感動と喜びいっぱいの4週間になってほしいと心より願っています。
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