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教員コラム

授業紹介 <保育の心理学③>

「保育の心理学」は1年生の幼児教育コースの学生が履修している保育士資格取得に必須の科目です。オンライン授業も終わりに近づき,「乳幼児期の学びの過程と特性」の授業回では,子どもの発達段階に応じた支援の必要性について詳しく知りました。そしてそれを踏まえて,乳幼児期の子どもの特徴と重視すべき課題について考えてもらいました。

具体的には,自分が住んでいる市や区にある,幼稚園・保育所・こども園の教育・保育方針を調べてみました。園等のWebサイトでは「教育の柱」や「大事にしていること」,「目指すこと」,「子どもの姿」等,表記はいろいろですが,乳幼児期の子どもの発達において重視すべき課題とどのように関連しているのか,考えてもらいました。

例えば,愛着の形成,人に対する基本的信頼感の獲得,基本的な生活習慣の形成,十分な自己の発揮と他者の受容による自己肯定感の獲得,道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなどを通じた子ども同士の体験活動の充実を挙げてくれていました。