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教員コラム

授業紹介 <保育の心理学④>

「保育の心理学」は1年生の幼児教育コースの学生が履修している保育士資格取得に必須の科目です。オンライン授業の最後の授業回は,「乳幼児期の学びを支える保育」です。今までの授業内容の総括として,事例検討を行いました。

さまざまな保育場面における乳幼児の学びを,事例とその解説を読みながら,子どもたちの姿をリアルにイメージし,子どもはなぜそのように感じたのか,行動したのかを考えました。そうすることによって,子どもの心理への理解を深めることにつながるからです。解説とは別の観点から読み解くことができるエピソードを披露してくれた学生もいて,多様な理解がうまれました。

「話しやすいよう一対一の状況で子どものはなしを聞いて、気持ちを理解しようと努力する必要があると思いました」「子どもの行動の裏にはどんな思いがあるのかよく考える必要があると思いました」「子どもは素直で可愛いという固定概念は捨てて、子どもも一人の人間であって、生きていて悩みや葛藤があることを理解する必要があると思いました」「子どもたちひとりひとりの「こころ」と向き合い、耳を傾けて気持ちを聞く、感じたうえでどのような援助や工夫・提案が必要なのか考えていくことが大切であると考えました。保育者は、子どもの「こころ」に寄り添うことができる存在であると考えました。」と,自分なりの保育者像を描いてくれました!