子どもの表現活動というのは、身体・造形・音楽・言葉の領域を重複した総合的なものです。そのような子どもの表現を追求するため、こども教育学科では「保育内容Ⅴ(総合表現Ⅰ)」「保育内容Ⅴ(総合表現Ⅱ)」「保育内容Ⅴ(総合表現Ⅲ)」を重要な授業と位置づけています。
主に音楽・言葉の領域に着目して取り組む「保育内容Ⅴ(総合表現Ⅱ)」ですが、今年は社会状況に鑑み、日を定めて対面授業を設定し、「クラッピング」に取り組みました。クラップとは叩くことです。手拍子、体の部位を叩く、足踏みで床を鳴らす、ことを組み合わせ、そのリズムでアンサンブル表現をしました。マスクの中で「タタタンタン…」と口三味線を歌いながらグループ活動が続きます。
ひたすらに練習を続け、発表会間際まで合わせて確認していました。発表会では、立って動きながらしたグループ、椅子に座って足踏みを効果的に使ったグループ、向かい合って2パートのリズムを応答的に表現したグループ、と、2分間くらいの、素敵なパフォーマンスが続きました。
クラッピングは体を楽器にしてリズムを楽しむものです。こうして体験したリズムにのせて、言葉遊び作りにもこれから挑戦します。